(『はじめての、やさしいお菓子』より)
「まきばクッキー」のつくり方
材料(つくりやすい分量)
● 薄力粉 | 180g |
●きび砂糖 | 40g |
●アーモンドパウダー | 70g |
●バター(食塩不使用) | 40g |
●米油 | 70g |
下準備
◎バターは室温にもどす。
◎粉類はふるっておく。
◎オーブンは170°Cに予熱する。
つくり方
1 ボウルにバターときび砂糖を入れ、ゴムべらでなじませる。
2 粉類を加えて、バターのかたまりがなくなるまでまんべんなく混ぜたら米油を加え、手早くひとまとまりにする。
3 2の生地をオーブンシートにはさみ、めん棒で1cmほどの厚みにのばす。冷凍庫に10分をめやすに入れ、かためる。
4 3の生地を抜き型で抜き鉄板に並べたら、170°Cで焼き色を見ながら20分をめやすに焼く。
ポイント
・余った生地はまとめてのばしなおし、同じように最後まで抜きましょう。
・抜き型の大きさにより焼き時間が異なるので、焼き色で見極めましょう。
・焼き上がったら鉄板ごと冷まし、生地がかたまったらケーキクーラーなどに移しましょう。
長田佳子さんのおすすめ食材
阿部自然農園の小麦粉
北海道・洞爺湖町の自然のなか、できる限り農薬に頼らず育まれた「きたほなみ」。
製粉も生産者の阿部輝夫さんがみずから行っています。
「阿部さんの小麦粉は口あたりなめらかで、後味の余韻が長く続きます。その年の気候を映すよう に、毎年少しずつ異なる味わいを感じるのも喜びです」
toita(トイタ)
https://fromtoya.shop-pro.jp/
本記事は『はじめての、やさしいお菓子』(扶桑社)からの抜粋です
〈料理・スタイリング/長田佳子 イラスト/塩川いづみ 撮影/馬場わかな〉
長田佳子(おさだ・かこ)
菓子研究家。フランス菓子店、オーガニックレストラン等で10年間勤務ののち、2015年に「foodremedies」(フードレメディ)を立ち上げる。「foodremedies」のレメディとは“癒し”や“治療する”との意味をもつ。ハーブやスパイスなどを使い、アロマが広がるようなおいしいお菓子を研究しながら、教室をはじめ、農業家や食品メーカー等ともに商品開発に取り組む。著書に『季節を味わう癒しのお菓子』(扶桑社)ほか。2022年12月に『はじめての、やさしいお菓子』(扶桑社)発売。
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はじめての方にもおすすめしたい、「やさしいお菓子」のレシピ集。菓子研究家・長田佳子さんによる雑誌『天然生活』の人気連載2年分に、クリスマスのお菓子と撮り下ろしレシピを追加してまとめた待望の一冊です。クッキー、プリン、アップルパイにドーナツなど、どれも手軽につくれておいしく、美しいお菓子たちばかり。さらに、「製菓づくりに役立つ食材」リストや、仕上がりが変わる「動作のきほん」についても解説した充実の内容です。
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