(『天然生活』2023年4月号掲載)
奥津典子さん、笑顔の工場見学
これほど手間ひまをかけて石けんがつくられていることに感動しました
約50年前から同じ製法で無添加石けん(*1)をつくりつづけるシャボン玉石けん。そのこだわりを実際に体験しようと、奥津典子さんと北九州市にあるシャボン玉石けんの本社・工場を訪れました。
「シャボン玉石けんは先代社長が、環境や体に悪いものは売らない、と無添加石けんの製造・販売をスタートしました」(同社広報・川原さん)
その信念はいまも揺らぐことなく、香料、着色料、酸化防止剤、合成界面活性剤を一切使用せず、シンプルに石けん成分のみ。原料は牛脂、パーム油、米ぬか油など、厳選された天然油脂です。
これらを商品や用途に合わせて使い分け、1週間、じっくり釜で炊き上げます。

シャボン玉浴用石けんの釜炊きを見て感激。「わー、チーズみたい! おいしそうな香りがします」(奥津さん)という理由は、この釜の原料が「牛脂」だからとか
釜の状態をチェックする釜炊き職人は、石けんのもとの出来具合を、見た目やにおい、味などの五感で判断しますが、一人前になるのに10年かかるといわれ、高い技術と経験が必要とされます。
シャボン玉石けんを長年愛用する大ファンのひとり、奥津さんは、「それだけのこだわりが、安心や使い心地を生んでいるんですね。しかも、それが日常使いの価格で購入できることも驚きです」と、共感と驚きでいっぱいに。
安心と気持ちよさ、そして環境への想いをかたちにして届ける。そんなつくり手の誠実さに触れる、笑顔の工場見学となりました。
シャボン玉浴用石けんができるまで
シャボン玉石けんの石けんや歯みがき粉を家族で愛用してきたという奥津さん。体にも地球環境にもやさしい石けんづくりを見学・体験できるとあって、興味津々です。
1 1週間じっくり釜炊き

大きな釜で天然油脂に熱を加えて反応させて石けんを炊く「ケン化法」。この昔ながらの釜炊き法で1週間じっくりていねいに炊き上げると、天然の保湿成分が含まれた石けんのもとができ上がる。油脂の種類や状態、気温、湿度などによっても微妙な変化があるため、職人は五感を使い、ときにはなめて、舌で出来具合を見極める。熟練の職人だからこその技(*2)
2 乾燥させてチップに

でき上がった石けんのもとは、機械で急速に真空乾燥。水分をしっかり取り除いてから、目の粗い網で押し出すようにして、加工しやすいチップ状にする
3 練り、棒状にしてカット

チップに熱を加えながらしっかり練り込み、棒状に押し出す。これにより石けんの空気が抜け、ひび割れしにくくなる。この棒状の石けんはまだ手で曲げられるほどのやわらかさ
4 型打ち、成型

棒状の石けんは金型で型打ちされて、固形石けんになる。0℃以下に冷やした型で一気に固めることで、表面もつるつるに。はみ出た石けんは再び練り工程に戻し、むだにしない
5 検品、袋詰め

成型した石けんを人が実際に目と手で厳しく検品。すばやく分けていく様子に、奥津さんも「まさにプロの技ですね!」と感嘆。その後、袋詰め、箱詰めして完成する
奥津典子さん、製造過程を見て

「工場見学して、これほど手間ひまをかけて石けんがつくられていることに感動しました。みんなが安心して使えるようにと、昔ながらの製法に徹底的にこだわる企業姿勢は素晴らしいです。だからシンプルでむだのない美しさ、使用感のよさが実現できているんですね。きめ細かい泡で肌もしっとりします」
工場見学もやっています

シャボン玉石けんでは、無添加石けんの製造工程を工場で見学することができます。昔ながらの製法と職人魂を自分の目でぜひ確かめてみてください。
〈来場〉
シャボン玉石けんの原料、製法、特長や環境配慮について座学で学んだあと、工場内で製造工程の音やにおいに五感で触れながら、そのこだわりを体験(※)。石けんのお土産付きで、商品を割安で購入できる特典もある。
〈オンライン〉
パソコンやタブレットの画面越しに、クイズや質問形式で楽しみながら工場内部を見学できるオンライン型。どこに住んでいても気軽に参加でき、釜の中や液体石けんの製造工程まで見られるのはオンラインだけ。
※ 来場型では釜の中を実際に見たり、石けんのもとをなめたりすることはできません。
シャボン玉浴用石けん(*3)
シャボン玉浴用
きめ細かく弾力のある泡立ちで、さっぱり洗えて洗い上がりはしっとりする定番の無添加石けん

シャボン玉浴用
100g 159円
3個入り 478円
純植物性シャボン玉浴用
原料は、厳選された植物性油脂100%。純植物性油脂の泡立ちのよさですべすべの洗い上がり

純植物性シャボン玉浴用
100g 165円
3個入り 495円
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*1 香料・着色料・合成界面活性剤不使用
*2 粉・固形石けんの工程
*3 皮膚アレルギーテスト済み/皮膚刺激テスト済み(すべての方にアレルギーや刺激が起こらないということではありません)
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〈撮影/山田耕司 取材・文/工藤千秋〉
奥津典子(おくつ・のりこ)
2013年より長崎・雲仙市在住。2003年より吉祥寺にて「organic base」を、2019年からオーガニック直売所「タネト」を雲仙で夫と運営。著書に『奥津典子の台所の学校』(WAVE出版)ほか。インスタグラム:@norikookutsu
提供/シャボン玉石けん
➿0120-4800-95(月~土曜8:30~17:30、日曜・祝日休み)
https://www.shabon.com/