油揚げのオクラ巻き煮のつくり方
油揚げを煮ものに使うときのポイントは、味を含ませるために水けをギュッと絞ること。オクラのほか、じゃがいもやごぼうでも。
材料(つくりやすい分量)
● 油揚げ | 2枚 |
● オクラ | 8本 |
● だし汁 | 1カップ |
● 酒 | 大さじ2 |
● 三温糖 | 大さじ1/2 |
● 薄口しょうゆ | 大さじ1 |
つくり方
1 オクラをまな板に上下交互に並べて塩をふり、板ずりにする。水で洗い、ガクの部分を包丁でむく。
2 鍋に湯を沸かし、油揚げを入れて油抜きをする。このとき穴をあけないようにスパチュラを使うとよい。油が浮いてきたら油揚げを水にとって冷まし、くるくる巻いてからぎゅっと水を絞る。
3 まな板に2を広げ、ペーパータオルをのせ、その上から箸を転がす。周りを包丁で切り落とし、2枚に割く。
4 縦半分に切り、1のオクラに巻き、巻き終わりをつまようじで止め、長すぎたらはさみで切る。油揚げは裏巻きにしてもいい。
5 鍋にだし汁を沸かし4を入れ、酒、三温糖、薄口しょうゆを入れて煮る。
6 オクラがやわらかくなったら火を切って、そのまま味を含ませる。
油揚げのこと
油揚げがあると安心するという松田美智子さん。油抜きが必要な場合は、まずゆでて、冷めたら巻いてぎゅっと絞り、密封袋に入れて冷凍保存します。こうしておけば、使いたいときにすぐに使えて便利です。
〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司 取材・文/村上有希〉
松田美智子(まつだ・みちこ)
日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『丁寧なのに簡単な季節のごはん』(小学館) amazonで見る など。
◇ ◇ ◇