料理研究家の松田美智子さんにモロヘイヤとオクラ、えのきだけのあえもののつくり方を教えていただきました。えのきはゆでずにさっと火を通すのがポイント。モロヘイヤとオクラのねばねば感と、えのきのシャキシャキ感の食感の違いを楽しめます。
モロヘイヤのこと
モロヘイヤは、ビタミン類やカルシウム、鉄分などが豊富に含む栄養満点の野菜です。なかでもカロテンの含有量は野菜のなかでもトップクラスです。葉をきざむと独特のねばりが出るのが特徴。クセのない味わいはおひたしやスープ、和えものにおすすめです。
モロヘイヤとオクラ、えのきだけのあえもののつくり方
うま味たっぷりのかつおの削り節をのせて。お酒のおつまみにはもちろん、のりで巻いたり、ごはんにのせたりとアレンジも豊富です。
材料(つくりやすい分量)
● モロヘイヤ | 1束 |
● オクラ | 5本 |
● えのきだけ | 1/2束 |
● 塩 | 少々 |
● A | |
・梅干し(たたく) | 小さじ1 |
・しょうが(すりおろす) | 小さじ1/2 |
・煮切り酒 | 大さじ2 |
・薄口しょうゆ | 大さじ2 |
● かつおの削り節 | 適宜 |
つくり方
1 モロヘイヤは軸を除いて葉だけを使う。沸騰したたっぷりの湯に塩を加えてさっとゆで、色が変わったらすぐに氷水にとり、水けを軽く絞る。
2 オクラはガクを包丁でむき、塩をまぶして板ずりをする。オクラと1のモロヘイヤを細かくきざむ。
3 えのきだけをざるに広げ、お湯をさっと回しかける。
4 ボウルにA、2、3を加えてあえる。皿に盛り、かつおの削り節を上にのせる。
〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司〉
松田美智子(まつだ・みちこ)
日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『丁寧なのに簡単な季節のごはん』(小学館) amazonで見る など。
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