• ハーブを使ったやさしい焼き菓子のつくり方を菓子研究家の長田佳子さんに教えていただきました。ローズマリーと白ごまのクッキーはごまと合わせて親しみやすく、オレガノとカレンズのスコーンは明るくさわやかな味わいです。
    (『天然生活』2020年7月号掲載)

    ローズマリーと白ごまのクッキーのつくり方

    画像: ローズマリーと白ごまのクッキーのつくり方

    料理用のイメージがあるローズマリーをごまと合わせて親しみやすく。

    ホロリと繊細な口溶けが、どこまでもやさしい。

    材料(直径3.5cmの型 約24枚分)

    ● バター(食塩不使用)100g
    ● きび砂糖30g
    ● 塩1g
    ● 卵黄1/2個
    ● 薄力粉120g
    ● 全粒粉30g
    ● 白ごま5g
    ● ドライローズマリー1g

    下準備

    ・バターを室温にもどしておく。

    ・ローズマリーをミキサーにかけ細かくひく。

    つくり方

     バターにきび砂糖と塩を加えゴムべらでやややわらかくほぐす。

     に卵黄を加え混ぜ、薄力粉と全粒粉、白ごま、ローズマリーを加え、粉けがなくなるまで混ぜる。

     生地をオーブンシートではさみ、15×15cmを目安に綿棒でのばす。

     を冷凍庫に10分入れる。生地がかたくなったら型で抜き、鉄板に並べる。

     170℃のオーブンで25~30分を目安に焼く。鉄板ごと取り出して、そのまま完全に冷ます。

    ※ やわらかい生地なので温かいうちに触るとくずれます。

    オレガノとカレンズのスコーンのつくり方

    画像: オレガノとカレンズのスコーンのつくり方

    しっとりとしたスコーンに、香りと食感のアクセント。

    明るくさわやかな味わいに。

    材料(直径5cmの型 10個分)

    ● A
    ・薄力粉150g
    ・全粒粉70g
    ・ベーキングパウダー8g
    ・きび砂糖25g
    ・塩3g
    ● バター(食塩不使用)40g
    ● 牛乳100mL
    ● 米油10mL
    ● カレンズ(小さめのレーズンでも可)50g
    ● ドライオレガノ1g
    ● 卵黄適量
    ● はちみつ適量

    下準備

    ・バターを室温にもどしておく。

    はまとめてふるっておく。

    ・卵黄とはちみつを混ぜてシロップをつくっておく。

    つくり方

     大きいボウルにふるっておいたを入れ、バターを加え、ゴムべらで混ぜ合わせる。

     に牛乳を加えなじませ、米油とカレンズ、オレガノを加え、素早くひとまとまりにする。

     生地をオーブンシートではさみ、16×16cmを目安に綿棒でのばす。

     を、冷凍庫に15分入れておく。生地がかたくなったら型で抜き、鉄板に並べる。表面に卵黄はちみつのシロップを塗り、オレガノ少々(分量外)を上からふる。

     190℃のオーブンで10分、焼き色がついてきたら反転して180℃で5~8分を目安に焼く。

    ※ 素朴な焼き色にしたい方は、シロップを塗らなくてもよい。



    〈お菓子制作/長田佳子 撮影/森本菜穂子 取材・文/玉木美企子〉

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    ▼長田佳子さんが農福連携のハーブ園「ペザン」を訪れたお話はこちら

    差別のない社会をつくるために。農福連携の幸せなハーブ園 >>

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    教えてくれた人
    長田佳子(おさだ・かこ)

    菓子研究家。かねてから障がいのある方との菓子づくりに関心を寄せ、菓子づくり指導のボランティア経験も。自身の菓子に欠かせない良質なハーブを求めるなかで、ペザンと運命的な出合いを果たす。近著に『全粒粉が香る軽やかなお菓子』(文化出版局)など。

    ※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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