料理家の松田美智子さんにソーメンチャンプルのつくり方を教えていただきました。シンプルでおいしい沖縄の郷土料理です。たくさんゆですぎて残ったそう麺を使ってもおいしくできます。
そう麺のこと
おいしいつゆに薬味をたくさんのせて、つるりといただくそう麺は、夏の食卓に欠かせません。三大そう麺といわれる奈良県の三輪そう麺、兵庫県の播州そう麺、香川県の小豆島そう麺のほか、日本中でつくられているそう麺。産地により小麦粉や製造方法が違い、太さや長さもさまざま。
松田美智子さんが愛用するのは、香川県にある「甚助」の小豆島手延そう麺「黄金蔵糸」。細くてコシがあり、小麦が香るそう麺です。いろいろな地方のそう麺を試してお気に入りを見つけましょう。
ソーメンチャンプルのつくり方
ポイントは、にんにくを焦がさないようにするために、みじん切りにしたにんにくを先に麺にからめておくこと。シンプルな料理こそ、知恵が生きます。
材料(つくりやすい分量)
● そう麺 | 2束 |
● 細ねぎ | 1/2束 |
● にんにく(みじん切り) | 大さじ1 |
● ごま油 | 大さじ3 |
● ナンプラー | 大さじ1 |
● 塩、こしょう | 少々 |
つくり方
1 そう麺をかためにゆで、冷水で周りのぬめりを洗い流し、水けを切っておく。
2 そう麺ににんにくをあえる。
3 中華鍋にごま油を入れ、中火でゆっくりと熱し、2を入れる。
4 へらと菜箸を使い、麺がくっつかないよう持ち上げて空気を含ませながら炒める。
5 鍋肌からナンプラーを入れ、塩、こしょうで味をととのえる。
6 皿に盛り、みじん切りにした細ねぎをたっぷりのせる。
〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司 取材・文/村上有希〉
松田美智子(まつだ・みちこ)
日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『丁寧なのに簡単な季節のごはん』(小学館) amazonで見る など。
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