• 整理収納アドバイザーMisaさんが、無理なく暮らしを楽しみながら「もしも」に備える防災アイデアをお届けします。今回は、食料備蓄と収納についてのお話。いつ起こるかわからない災害。「心配だけど、なかなか防災を始められない……」そんな方は、今の暮らしのなかでできることからはじめてみませんか。9月1日は、防災の日。8月30日から9月5日の防災週間に合わせ、過去に反響の大きかった防災関連の記事を再掲載いたします。
    (『天然生活web』初出2021年11月4日)

    食料備蓄は、「ローリングストック」でふだんからおいしく消費する

    わが家に合った食料備蓄の方法を考えてみる

    こんにちは。整理収納アドバイザーのMisaです。今回のテーマは、「食料備蓄と収納」です。

    防災用の食料、というと、長期保存食を思い浮かべる方も多いかもしれませんね。私は、カンパンとか、アルファ米を思い浮かべて、正直「あんまり食べたくないなぁ〜」なんて思っていました。

    今では長期保存食もどんどん改良され、工夫されていて、おいしく食べられるものもとても多いようなので、備えを考えるときの選択肢のひとつにしておけるといいと思います。

    画像: クーラーボックスには防災をはじめてすぐに買った長期保存のお菓子や缶詰などをメインに収納。カンパンは、子どもたちは学校で食べておいしかったらしく、リクエストで購入

    クーラーボックスには防災をはじめてすぐに買った長期保存のお菓子や缶詰などをメインに収納。カンパンは、子どもたちは学校で食べておいしかったらしく、リクエストで購入

    私も、どんな食料を備えておこうかなぁといろいろ検討してみてみました。

    自分はともかく、子どもたちはちゃんと食べてくれるだろうか、賞味期限を迎える前の入れ替え時には、おいしく消費できるだろうか。

    そんなふうにいろいろ考えているうちに、「長期保存食にこだわらず、みんなが好きなものを備蓄するやり方にしようかな」という考えになってきました。

    画像: 常温でもおいしい焼き鳥缶など

    常温でもおいしい焼き鳥缶など

    ふだんから食べ慣れているものを災害用の備蓄にするのは難しいのかな? 賞味期限ってだいたいどれくらいあるのだろう? そう思って、みんなが好きな味のもの、食べ慣れているものの賞味期限をいろいろ見てみることにしました。

    すると、比較的賞味期限が長いものもあったりして、これなら備蓄できる、と思える食材もたくさんありました。

    「長期保存食ではなく、ふだんからおいしく食べられる食品をローリングストックする」というやり方が、今のわが家には合っているのかもしれないと思ったのです。

    備蓄品の収納方法

    キッチンにはパントリーがないので、キッチンで使うものも廊下収納に置いていて、食料備蓄も同じように収納しています。

    画像1: 備蓄品の収納方法

    防災用として分けて収納するのではなく、ふだんからよく目にできるような場所にして、いまどんなものがどれだけの量あるか、というのがひと目でわかるようになっています。

    それから、冷蔵庫の中の食材も有効活用できるといいですよね。冷凍うどんやカットした野菜や油揚げなど、もしものときは便利に使える食材です。

    また茹でるだけで食べられるお餅や、白ごはんに混ぜるだけで子どもたちでも食べやすいものを備えておくのもおすすめ。

    佃煮や、ちらし寿司のもとなどもおいしいですよね。わが家の子どもたちが好きな味を備えるようにしています。

    画像: 混ぜるだけで便利なちらし寿司のもと

    混ぜるだけで便利なちらし寿司のもと

    またサバ缶などもお米に混ぜて炊くだけでかんたんにおいしく調理できるので、長期保存ができる缶詰なども備えています。

    ちなみに、白ごはんは、米と水とカセットコンロがあればどんな状況でも温かいご飯が炊けます。炊飯器を使わなくても、お米はお鍋でかんたんに炊けますし、ふだんから試しておくのもとってもおすすめです。

    画像: 佃煮を使っておむすびに

    佃煮を使っておむすびに

    家族が好きな味を備えておくことで、賞味期限を迎える前においしく消費することができますし、食材備蓄を管理する時もストレスが軽減されるように感じています。

    災害が起こって不安なときに、食べ慣れていないものを口にするよりも、いつもの味、好きな味、そして温かい食材を食べれらるようにしておけたらいいなと思います。

    みなさんも、自分や家族が好きな味を、ぜひ選択肢のひとつにしてみてくださいね。



    画像2: 備蓄品の収納方法

    Misa(みさ)
    整理収納アドバイザー・地震ITSUMO講座認定講師。夫と9歳と7歳の息子との4人暮らし。大阪府北部地震をきっかけに、暮らしになじむ備えを考えはじめる。インテリアから防災まで、心地よく快適な暮らしの工夫をインスタグラムやyoutubeで紹介している。著書に『北欧テイストのシンプルすっきり暮らし~散らかっても10分で片づくアイデア~』(マイナビ出版)『おしゃれ防災アイデア帖』(山と渓谷社)がある。

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    画像1: 「無理のない食料備蓄」のコツ。“食べなれた食品”をふだんから目にできる場所に/Misaの暮らしのなかの防災|いざというときの防災ノウハウ

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    画像2: 「無理のない食料備蓄」のコツ。“食べなれた食品”をふだんから目にできる場所に/Misaの暮らしのなかの防災|いざというときの防災ノウハウ

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    画像3: 「無理のない食料備蓄」のコツ。“食べなれた食品”をふだんから目にできる場所に/Misaの暮らしのなかの防災|いざというときの防災ノウハウ



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