• 冬に向けて旬を迎える根菜は、スープや煮込み、グラタンなどの温かな料理がぴったりです。そして、お菓子にもよく合う万能野菜。そんな根菜を使ったお菓子のレシピ、りんごとにんじんのスパイスケーキのつくり方を紹介します。
    (『天然生活』2021年12月号掲載)

    心と体をあたためる、冬の根菜でつくるお菓子

    「ごぼうも、れんこんも、里いもも、根菜はどれもみんな好き」とうれしそうに話す、料理家の真藤舞衣子さん。寒い時季に土の中で育つ根菜は、じっくりと栄養を蓄え、いよいよ旬を迎えます。ほっくりとした食感がたまらない根菜たち。そんな根菜を使った、心あたたまるお菓子のレシピを教えていただきました。

    りんごとにんじんのスパイスケーキのつくり方

    画像: りんごとにんじんのスパイスケーキのつくり方

    水分の多いにんじんとりんごがたっぷりでもふわっともっちりしているのは、ベーキングパウダーと重曹を使っているから。

    材料(15cmの丸型1台分)

    ● りんご1/2個
    ● にんじん150g
    ● 卵2個
    ● 薄力粉160g
    ● シナモンパウダー小さじ1
    ● ナツメグパウダー小さじ1/3
    ● ベーキングパウダー小さじ1
    ● 重曹小さじ1/2
    ● しょうが(すりおろす)1片分
    ● ココナッツロング30g
    ● 菜種油(または米油)80g
    ● 砂糖70g
    ● キャラウェイシード(あれば)適宜

    *クリームチーズフィリングの材料とつくり方

    クリームチーズ200g、粉糖40g、レモン汁大さじ1をボウルに入れてよく混ぜ合わせる。

    下準備

    ・オーブンを180℃に温めておく。

    つくり方

     りんごは皮をむいてさいの目に切り、600Wの電子レンジで2分ほど加熱するか、テフロン加工のフライパンでしんなりするまで炒める。

     にんじんは、半分は粗く、もう半分は細かくすりおろす。薄力粉、シナモン、ナツメグ、ベーキングパウダー、重曹を合わせてふるっておく。

     ボウルに油、砂糖を入れよく混ぜ合わせてから卵を入れ、さらによく混ぜ合わせる。

     にんじん、しょうが、ココナッツロング、りんごの順に混ぜ合わせ、最後にふるった粉類を加えて、さっくり混ぜる。

     を、グラシン紙を敷いたケーキ型に流し入れ、180℃に温めたオーブンで45分ほど焼く。竹串を刺して何もついてこなかったら焼き上がり。生地がついてきたらさらに5~10分ほど焼く。

     の粗熱が取れたら、クリームチーズフィリングを上からまんべんなくのせ、キャラウェイシードがあればふりかける。



    〈料理/真藤舞衣子 撮影/大沼ショージ スタイリング/駒井京子〉

    真藤舞衣子(しんどう・まいこ)
    会社勤務を経て、1年間京都の禅寺で生活。その後、フランスへ料理留学をする。帰国後は料理教室を主宰するほか、雑誌や書籍、イベントなどで活躍。著書に『発酵美人になりませう。』(宝島社)、『はじめてのサワードゥ ブレッド』(文化出版局)など。

    ※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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