料理研究家の松田美智子さんに干ししいたけのバターアンチョビ煮のつくり方を教えていただきました。干ししいたけにこんな料理があるなんて! 干ししいたけの新しいおいしさに出合える料理です。
干ししいたけのバターアンチョビ煮のつくり方
干ししいたけ、アンチョビ、トマト。うま味たっぷりの食材がつくりだすスープは、一滴も残したくないほどのおいしさ。
材料(つくりやすい分量)
● 干ししいたけ | 3枚 |
● トマト | 中1個 |
● チキンスープ | 1カップ |
● アンチョビ(みじん切り) | 大さじ1 |
● バター | 大さじ2 |
● ナンプラー | 小さじ1 |
● 白こしょう | 少々 |
つくり方
1 鍋にチキンスープを沸かし、アンチョビ、バター、汚れをたたき落とした乾燥したままの干ししいたけを入れる。
2 トマトはへたをとり、皮をむき、7mm角に切る。
3 干ししいたけがやわらかくなったらいったん取り出し、石づきを取り、鍋に戻す。
4 2を加え、少し煮る。ナンプラーを加え、白こしょうで味をととのえる。
干ししいたけのこと
うま味たっぷりの干ししいたけ。これは干すことで「グアニル酸」といううま味成分が生成されるから。また、干すことでより栄養価も増し、食物繊維は生しいたけの約10倍、ビタミンDは約30倍にも。そのほか、カリウムや葉酸もたっぷり含まれており、ふだんから取り入れたい食材です。
〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司 取材・文/村上有希〉
松田美智子(まつだ・みちこ)
日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『丁寧なのに簡単な季節のごはん』(小学館) amazonで見る など。
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