• 料理家で発酵マイスターの榎本美沙さんに、甘酒ジンジャーケーキのつくり方を教えていただきました。焼き菓子に甘酒を加えるとやさしい甘味に仕上がり、軽やかな味わいに。しょうがたっぷりで体もぽかぽか温まり、これからの季節におすすめの発酵おやつです。

    甘酒入りのジンジャーケーキで体をあたためて

    皆さま、こんにちは、榎本美沙です。

    今月は、あたたかいお茶と合わせていただきたい、体にうれしい「発酵おやつ」をご紹介しています。

    以前、甘酒バナナマフィンをご紹介しましたが、焼き菓子に甘酒を加えるとやさしい甘味に仕上がり、出来上がりも軽やかになります。

    私はそのような、やさしいおやつが大好きなので、今回も甘酒を使った焼き菓子をご紹介したいと思います。

    今回は、たっぷりのしょうがと、甘酒を使った「甘酒ジンジャーケーキ」。しょうがたっぷりで香りよく、体もぽかぽかと温まりますよ。

    甘酒ジンジャーケーキのつくり方

    画像: 甘酒ジンジャーケーキのつくり方

    材料(縦180×横90×高さ60mmのパウンド型1台分)

    ◎ 薄力粉150g
    ◎ ベーキングパウダー小さじ1
    ◎ 卵2個
    ◎ きび砂糖大さじ5
    ◎ A
    ・甘酒(ストレートタイプ)1/4カップ
    ・太白ごま油(サラダ油などでも可)大さじ4
    ・しょうが(すりおろし)20g

    つくり方

    【下準備】 型にオーブンシートを敷く。オーブンは180℃に予熱する。

     ボウルに卵、きび砂糖を入れ、ハンドミキサーで2分ほど混ぜる。を加えてさらに1分ほど混ぜる。

    画像1: つくり方

     薄力粉、ベーキングパウダーをふるい入れる。ゴムベラで生地を底の方から返すように混ぜる。

    画像2: つくり方

     粉っぽさがなくなったら型に流し入れ、表面を整えて数回軽く落として空気を抜く。オーブンで30〜35分焼く。

    画像3: つくり方

    竹串を刺してみて、どろっとした生地がついてこなければ焼き上がり。クーラーで冷ましてから切り分ける。

    画像4: つくり方

    ポイント

    焼きはじめて10分経ったら一度取り出し、ナイフで真ん中に切り込みを入れ、天板の前後を返すときれいに焼きあがります。


    来月は「発酵おせち」をご紹介します。

    味が濃くなりがちなおせちも、発酵食品を使うことで重たくなく、軽やかな味わいに仕上がります。

    ぜひ楽しみにしていただけたら嬉しいです。



    画像5: つくり方

    榎本 美沙(えのもと みさ)
    料理家/発酵マイスター
    発酵食品、旬の野菜を使ったシンプルなレシピが好評で、テレビ、雑誌や書籍へのレシピ提供、イベント出演などを行う。YouTubeチャンネル「榎本美沙の季節料理」、Instagram(@misa_enomoto)、夫婦でつくるレシピサイト「ふたりごはん」も人気。

    最新刊『からだが喜ぶ 発酵あんことおやつ』(主婦と生活社) amazonで見る が好評発売中。

    その他の著書に、『今すぐ始められる、毎日続けられる。ゆる発酵』(オレンジページ) amazonで見る 、『からだが整う〝ひと晩発酵みそ〟』(主婦と生活社) amazonで見る 、『ちょこっとから楽しむ はじめての梅仕事』(山と渓谷社)amazonで見る など多数。

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