• 近づくバレンタインデーに、チーズを使ったお菓子のつくり方をお菓子教室「Mille-Gateaux」主宰の森岡麻以さんに教えてもらいました。見た目も美しく、贈りものにも最適です。今回は、「チーズクリームの小倉ロール」のつくり方を。
    (『天然生活』2023年3月号掲載)

    「チーズクリームの小倉ロール」のつくり方

    画像: 「チーズクリームの小倉ロール」のつくり方

    クリームチーズと小豆は意外にも好相性。しっとりと焼き上げた生地と組み合わせて、ていねいに巻き上げてロールケーキに。

    *ここで紹介するレシピは、電気オーブンを使用しています。

    材料(22.5×32cmの天板1枚分)

    <生地>
    ● 卵黄80g(Lサイズ4個分)
    ● オイル(ここでは太白ごま油を使用)25g
    ● 牛乳25g
    ● ゆで小豆(缶詰*)100g
    ● 薄力粉70g
    ● 卵白160g(Lサイズ4個分)
    ● きび砂糖60g
    <クリーム>
    ● クリームチーズ70g
    ● きび砂糖15g
    ● ゆで小豆(ざるにあけて汁と小豆に分ける)60g
    ● 生クリーム(乳脂肪分42%)110g

    *ゆで小豆の汁気が少ないものの場合は、ゆで小豆145gに水を足して160gにする。

    下準備

    ● 生地の卵白は冷蔵庫で冷やす。
    ● 薄力粉はふるう。牛乳は60℃に温める。
    ● クリームのゆで小豆はざるにあけて汁と小豆に分ける。
    ● 天板に一回り大きなオーブンペーパーを敷く。
    ● オーブンを200℃に予熱する。

    つくり方

     <生地をつくる>ボウルに卵黄を入れ、ホイッパーでほぐす。オイルを加えてしっかりと混ぜ、乳化させる。牛乳、ゆで小豆の順に加え、ざっと混ぜてなじませたら薄力粉を加えて粉けがなくなるまで混ぜる。

     別のボウルに卵白を入れ、きび砂糖を3回に分けて加え、そのつどハンドミキサーの高速で混ぜてきめ細かく角が立つくらいのメレンゲをつくる。に3回に分けて加える。1回目は卵黄生地をゆるませるためにしっかりめに混ぜる。2回目はホイッパーのワイヤーに生地を通すように大きく、3回目はゴムべらに持ち替えてさっくりと均一な状態になるまで(メレンゲはそのつど加える部分をハンドミキサーの羽根で立て直し、なめらかにしてから加える)。

     天板に流し入れ、厚みを均一にしたらオーブン180℃で約14分焼く。焼けたらケーキクーラーにのせ、別の紙をのせてひっくり返す。敷き紙をそっとはがし、上にかぶせたまま冷ます。

     <クリームをつくる>ボウルにクリームチーズを入れ、ゴムべらで練ってやわらかくする。きび砂糖、ゆで小豆の汁を順に加え、そのつどハンドミキサーで撹拌する。生クリームを3回に分けて加え、そのつど低速で混ぜる。すべて加えたらハンドミキサーを高速にして短くてかたい角が立つまでしっかり泡立てる。残りの小豆を加え、へらでさっくり混ぜる。

     の敷き紙をのぞいて別の紙をのせ、再度、ひっくり返す。表面の紙をそっとはがし、を塗る(巻き終わりの2cmほどはクリームを薄くする)。手前から巻き上げ、紙で巻いてテープで止める。トレイにのせてラップでおおい、冷蔵庫で1時間以上休ませてからカットする。



    <料理/森岡麻以 撮影/川村 隆 スタイリング/駒井京子 取材・文/結城 歩>

    森岡麻以(もりおか・まい)
    2012年より茨城県・つくば市でお菓子教室「Mille-Gateaux」を主宰する。新刊に『チーズのケーキとお菓子 季節のレッスン50』(エムディエヌコーポレーション)がある。インスタグラム@michoumama

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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