(『お餅の便利帖』より)
オーブントースターや網で焼くだけではない「焼き餅」
網でこんがり焼いて、しょうゆをひとたらし、パリパリののりをくるりと巻いた磯部巻きは、必要最低限でも十分おいしい。
……でも、お餅のポテンシャルはもっと高いのです。
料理家の飛田和緒さんは、一年中餅を欠かさないといいます。家族みんなが餅好きで、年始のお雑煮に限らず、朝ごはんや、小腹が空いたとき、お子さんが小さかった時のおやつにも、よくお餅が登場していたそう。
今回は、オーソドックスな磯部巻き以外の「焼き餅」の食べ方をご紹介します。
餅詰めピーマンのベーコン巻のつくり方
インパクトのある、新しい焼き餅。
材料とつくり方(1人分)
1 ピーマン1個は縦半分に切ってへたと種を取り除く。
2 角餅1個を縦半分に切ってピーマンに詰め、ベーコン1枚を半分に切って巻く。
3 ベーコンの巻き終わりを下にしてフライパンにのせ、オリーブオイル小さじ1を回しかけ、両面こんがりと焼く。しょうゆを添える。
※ 本記事は『お餅の便利帖』(東京書籍)からの抜粋です
〈料理/飛田和緒 撮影/竹内章雄 スタイリング/久保原惠理〉
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飛田和緒(ひだ・かずを)
東京生まれの東京育ち。高校時代の数年間を長野で過ごす。現在は神奈川県の海辺に夫、娘とともに暮らし、その土地の素材と素直に向き合いながら、日々の食卓で楽しめる家庭料理をつくっている。家にあるものを組み合わせてちゃんとおいしい、無理のないレシピ、奇をてらわないレシピが人気。著書に『缶詰・瓶詰・常備品 食品棚にある買い置きで 飛田和緒のシンプルごはん便利帳』『ひだパン』『ひだゴハン』(すべて東京書籍)など。近著は『お餅の便利帖』(東京書籍)。