かぶと梅干しのあえもののつくり方
梅干しのほどよい酸味が淡白なかぶによく合います。ささっとできるのであと一品ほしいというときにもおすすめ。
材料(つくりやすい分量)
● かぶ | 3玉 |
● 塩 | 小さじ1/4 |
● かぶの茎 | 10cm×約10本 |
● 梅干し 大(種も使う) | 1/2個分 |
● 煮切り酒 | 大さじ2 |
● 白ごま | 大さじ2 |
つくり方
1 かぶを玉と茎に分け、茎の部分は細かい小口切りにする。ボウルに移し、軽く塩をしてしばらくおく。
2 根は皮を厚めにむき、縦半分に切り、薄切りにする。
※厚めにむいた皮は細く切ってきんぴらなどに使うといい。
3 たたいた梅干しの実と種をボウルに入れ、煮切り酒を加えて手であえる。少しおいて味がなじんだら、梅干しの種を取り除き、器に盛る。
4 1をペーパータオルで水気を切り、3にのせる。
5 白ごまをフライパンで炒り、すり鉢で七分ずりにし、4にたっぷりとかける。
※炒ったごまは余分な水分を吸ってくれる役割も。
かぶのこと
かぶはアブラナ科のアブラナの一種で、白菜やキャベツ、菜の花などの仲間。ほとんどの地域では「かぶ」と呼ばれますが、関西地方では「かぶら」と呼ばれています。また「すずな」とも呼ばれ、春の七草のひとつでもあります。寒い時期のかぶは甘味が増し、やわらかいのが特徴。生で食べるとコリッとした歯触り、煮込めばトロトロに。調理法で味わい方が変わるので、さまざまな料理で楽しみましょう。
保存する際は葉の部分を根元から切り落とし、玉と葉に分け、成長を止めます。どちらもペーパータオルで包み、ジッパー付きのビニール袋に入れて冷蔵庫で保存します。
〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司 取材・文/村上有希〉
松田美智子(まつだ・みちこ)
日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『65歳からの食事革命 』(文化出版局) amazonで見る など。
インスタグラム:松田美智子@michiko_matsuda/自在道具@jizai_dougu
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