(『榎本美沙のひと晩発酵調味料』より)
手軽につくれて、おいしい「ひと晩発酵調味料」
料理家で発酵マイスターの榎本美沙さんの新刊『榎本美沙のひと晩発酵調味料』では、米麹を使って<ひと晩>でつくる発酵調味料を紹介しています。
トマトと合わせて発酵ケチャップをつくったり、酢と合わせて発酵甘酢をつくったり……。
食材の味をぐっと引き出してくれる米麹の力を借りれば、味噌やしょうゆなどの基本調味料に以外にも、バラエティー豊かな調味料がつくれます。
通常は時間のかかる発酵も、炊飯器を使えばひと晩で完成! 少量ずつつくれるので、おいしいうちに使い切れます。
いつもごはんがもっとおいしくなって、体も整う、いいことずくめの発酵調味料。ぜひおためしください!
玉ねぎのうまみを凝縮した発酵調味料「玉ねぎ麴」
今回は、ひと晩発酵調味料のなかから「玉ねぎ麴」と、玉ねぎ麴を使ってつくるハンバーグを紹介します。
玉ねぎのうまみが凝縮され、まるでコンソメのような香りと味わいの玉ねぎ麴。
つくり方はとっても簡単! ジッパー付き保存袋に、ペースト状にした玉ねぎと米麹、塩を入れて、炊飯器で6〜8時間保温するだけ。
生野菜や焼き野菜と和えるだけでもおいしいですし、肉や魚を漬けたり、ハンバーグに加えると、玉ねぎの酵素の力も加わってとてもやわらかく、おいしく仕上がります。
▼玉ねぎ麴の詳しいつくり方はこちらから
玉ねぎ麴のハンバーグのつくり方
ひき肉と卵、パン粉さえあれば!
玉ねぎを刻む手間もなしで、ふっくらジューシーなハンバーグがあっという間に。
材料(2人分)
● 合いびき肉 | 300g |
● A | |
・卵 | 1個 |
・玉ねぎ麹 | 大さじ1 |
・パン粉 | 20g |
・こしょう | 少々 |
● オリーブオイル | 小さじ1 |
● 酒 | 大さじ1 |
● B | |
・トマトケチャップ、酒 | 各大さじ2 |
・玉ねぎ麹 | 大さじ1 |
● ベビーリーフ | 適量 |
つくり方
1 ボウルにひき肉とAを入れ、粘りが出るまでよく練り混ぜる。手に数回打ちつけるようにして空気を抜き、2等分して丸く形をととのえる。
2 フライパンにオリーブオイルを中火で熱して1を並べ、焼き色がつくまで2分ほど焼く。上下を返して、さらに2分ほど焼く。
3 酒をふってふたをし、弱火にして6〜7分蒸し焼きにする。竹串を刺してみて、透明な肉汁が出るようになったら焼き上がり。ベビーリーフとともに器に盛る。
4 3のフライパンにBを入れて弱めの中火にかけ、とろりとするまで加熱し、ハンバーグにかける。
〈撮影/福尾美雪 スタイリング/駒井京子 取材・文/久保木 薫〉
※ 本記事は『榎本美沙のひと晩発酵調味料』(主婦と生活社)からの抜粋です。
◇ ◇ ◇
◆炊飯器でたったのひと晩!
◆からだが整い、日々のごはん作りが楽になる
◆11種の万能“麹”調味料&絶品76レシピ
塩麹、玉ねぎ麹、発酵ケチャップ、しょうゆ麹、にんにく麹、カレー麹など、この本でご紹介する<ひと晩発酵調味料>は麹のおかげで、まろやかな甘みやうまみがあり、少ない食材で作るシンプルな日々の料理をぐんとおいしく仕上げてくれます。
榎本 美沙(えのもと みさ)
料理家/発酵マイスター
発酵食品、旬の野菜を使ったシンプルなレシピが好評で、テレビ、雑誌や書籍へのレシピ提供、イベント出演などを行う。オンライン料理教室「榎本美沙の料理教室」主宰。
YouTubeチャンネル「榎本美沙の季節料理」、Instagram(@misa_enomoto)、夫婦でつくるレシピサイト「ふたりごはん」も人気。
最新刊『榎本美沙のひと晩発酵調味料』(主婦と生活社)amazonで見る が好評発売中。
そのほかの著書に、『二十四節気の心地よい料理と暮らし』(グラフィック社)、『榎本美沙の発酵つくりおき』(家の光協会)、『ゆる発酵』(オレンジページ)、『からだが喜ぶ発酵あんことおやつ』『からだが整う〝ひと晩発酵みそ〟』(ともに主婦と生活社) 『ちょこっとから楽しむ はじめての梅仕事』(山と溪谷社)など多数。
「榎本美沙の料理教室」
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