かつおのそぼろのつくり方
身をくずしながら味を含ませるのがポイント。ごろっとした塊もおいしいのでくずしすぎにも注意。
材料(つくりやすい分量)
● かつお(腹側の刺身用・1.5cm厚さに切る) | 200g |
● ごま油 | 大さじ1 |
● しょうが(みじん切り) | 大さじ2 |
● ねぎ(みじん切り) | 1/2本分 |
● 酒 | 大さじ3 |
● みりん | 大さじ1 |
● しょうゆ | 大さじ2 |
● 白ごま | 大さじ2 |
● あさつき(小口切り) | 適宜 |
つくり方
1 フライパンにごま油をあたため、かつおを入れて、くずしながら炒める。
2 しょうが、みりん、酒を加え、木べらでくずし、ねぎを入れる。
3 味をみて、しょうゆを加え、汁けがなくなるまで煮たら、白ごまを加える。器に盛り、あさつきをのせる。
かつおのこと
かつおは春になると餌であるイワシの大群を求めて黒潮を北上します。この北上の最中に水揚げされるかつおが「初がつお」です。水揚げされる場所にもよりますが、春~初夏に水揚げされるものを初がつおといい、別名「上りかつお」ともいいます。北上したかつおは北海道南部まで来ると、今度は暖かい海域を求めて南下を始めます。この際に水揚げされるかつおが「戻りがつお」です。
初がつおは脂がほとんどなく、身の締まりや色つやがよいのが特徴。脂がのった戻りかつおにはない、すっきりとしたうまみを味わいましょう。
〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司 取材・文/村上有希〉
松田美智子(まつだ・みちこ)
日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『65歳からの食事革命 』(文化出版局) amazonで見る など。
インスタグラム:松田美智子@michiko_matsuda/自在道具@jizai_dougu
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