(『天然生活』2024年7月号掲載)
「気に入った空間」に暮らす幸せを日々感じています
5年ほど前に建てたBESSの「ワンダーデバイス」で、夫の翔さんと1歳半のお子さんと暮らす安本知代さん。
木がふんだんに使われた内装とクールな外観とのギャップを翔さんが気に入り選んだといいますが、知代さんも「BESSにしてよかった」と笑顔で話します。
「柱がない広い空間だから部屋の隅々にまで光が差し込んで本当に気持ちがいいんです。吹き抜けが開放的なリビングと、対面キッチンがとくに気に入っています。料理は得意じゃなかったけど、キッチンにいるのが楽しくて料理のモチベーションが上がりました。息子がもう少し大きくなったら一緒におやつづくりをしたいです」

明るく開放的なリビング。光が注ぐ吹き抜けを見上げる気持ちよさは格別と、知代さん。「無垢材の床の質感もいいですね。息子は素足で走り回っています」
安本さん夫婦はそろって「ないものはつくる」タイプ。キッチンの棚やテーブル、壁の飾り棚などは翔さんがDIYし、必要に応じてカスタマイズする暮らしを楽しんでいます。
つい集めてしまうというクマのグッズやハンドメイド雑貨、翔さんが趣味で育てるたくさんの植物が彩るナチュラルな空間が、家族を心地よく包みます。

階段のスチール部分は、好きな雑貨をマグネットで飾るスペースに。気軽に付け替えできて便利
「私はもともと一点ものにひかれるので、自由に変えていけるこの家がすごく合っていますね。ベースの内装がおしゃれでかわいいし、いるだけでうれしくなってしまう家は初めて。気に入った空間に暮らす幸せを日々感じています」
ワンダーデバイスに住まいを移してから、夫婦共通の趣味だったキャンプに頻繁に出かけたり、友人を呼んで庭のデッキでバーベキューをしたり、遊びの熱が高まっているおふたり。「『住む』より『楽しむ』」というBESSのコンセプトに共感しているのだそう。
「せっかくの木の家なので、自然と親しむ暮らしができたらと。成長していく息子も一緒に、好きなことを満喫していきたいです」

2階のクローゼットは翔さんが棚をつくり、使いやすさと収納力が格段にアップ。キャンプ道具一式をしまう
少しずつ手をかけて育てる、愛着に満ちた家族の時間

リビングにいる家族が見わたせるキッチンがお気に入り。テーブルはキッチンに合わせてDIY。ナラ材の天板にスチールの脚を取り付けてオイル塗装で仕上げた。明るい色調の壁や床とよくなじんでいる

知代さんの趣味はイラストや手帳を書くこと。2階の一角をプライベートスペースにしている

育児日記やキャンプの思い出を細かくイラスト入りで記録。プロ並みの腕前。「毎日忙しいですが、1日5分でも自由時間をつくってここで書いています。いい気分転換になります」

吹き抜けで明るさと広さが生まれ、家族の気配を感じられる空間に。「2階から見下ろす景色もすごく好き」と知代さん。リビングでテレビを見るお子さんを確認しながら、2階で洗濯物を干すなどの家事をすることも多いそう

木の家での暮らしで植物の魅力に目覚めたという翔さん。家のあちこちに多肉植物や塊根植物のコーナーを設け、育成ライトと送風ファンを使って大切に育てている

リビングの本ラックや洋服ラックはDIYで。「ワンダーデバイスは何を置いても絵になる。いろいろ飾りたくなります」と翔さん

お子さんの似顔絵と初めて切った髪の毛を合わせたファーストカットアートは知代さんの自信作。「気に入るものがなかったので自分でつくりました」

引っ越す際に最初に設置したというキッチンの棚。サイズに合わせて木材を購入し、SNSなどを参考にして組み立てたのだとか
BESSの木の家「WONDER DEVICE(ワンダーデバイス)」

「どこにもない発想の家をつくる」。20年前、そんな思いから生まれたワンダーデバイス。
シンプルで丈夫なつくり、柱のない大空間、木のぬくもりあふれる内装とミニマムな外観は、ログハウスのエッセンスを生かしたBESSならではのデザイン。オプションもさまざまに用意しています。
発売20周年を機にニューフェイスデザインも加わり、プランリニューアルした「ワンダーデバイス」。全国のBESS展示場「LOGWAY」では、20周年記念「WONDERフェスタ」も開催中。
新しくなったワンダーデバイス情報を見にLOGWAYにお越しください。
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〈写真/星 亘 取材・文/熊坂麻美〉
提供/BESS
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです