• お笑いコンビ、たんぽぽの白鳥久美子さんは、おばあちゃんっ子だったこともあり、「ばあちゃん仕事」に憧れ、愛してやみません。今日も、手を動かして、暮らしをつくる。白鳥さん流の「楽しい小さな暮らし」をご紹介します。実家のお母さんが、娘さんのためにお弁当をつくってくれます。

    娘を変えた“自分専用”のお弁当箱

    5月の連休中、娘のために私の母がお弁当をつくって待っていてくれました。

    それも私が使っていたキティーちゃんがプリントされたアルミ製のお弁当箱で。

    画像1: 娘を変えた“自分専用”のお弁当箱

    娘は初めての自分専用のお弁当箱との出会いだったこともあり、それはそれは喜びまして、いつもは全然食べないゴハンもモリモリ食べていました。

    私自身お弁当をつくることはありましたが、家族全員分を大きなタッパーに入れていたので、「なるほど、この手があったのか!」と、娘の少食に悩んでいた身としては、目から鱗の発想でした。

    たしかに自分用のお弁当箱って嬉しかったよなぁと思います。それこそ宝箱を開けるような気持ちで、「今日は何のおかずが入っているかな?」とワクワクしながら蓋を開けたものです。

    母はたいしたものは入れていないと言っていましたが、大好きなたくあんやミートボールが入っていたり、フルーツもたくさん。娘からしたら大好きのオンパレードです。

    しかもお弁当箱は2段でキティーちゃんの絵柄がついているときた。

    大人にはなんともないと思えるようなものが、子どもにはとっては、とてつもなくときめくものなんだなぁ。その感性が羨ましいなぁと思います。

    画像2: 娘を変えた“自分専用”のお弁当箱

    すっかり感性が鈍くなったそんな私にも、ときめくお弁当があります。仕事柄、ロケ弁をよくいただきますが、その中でも「オーベルジーヌ」のカレーが大好きです。

    本格的なカレーに、蒸したじゃがいもが丸っと1個入っていて、若手の頃はじゃがいもだけポケットに入れて持ち帰ったりしたのも懐かしい思い出です。

    仕事先でしか出会えないと思っていましたが、最近東京駅で買えるようになり、狂喜乱舞。

    私はよく新幹線に乗るので、絶対買いたいとお店に出向くものの売り切れの日々が続いていました。

    このまましばらくは買えないかと諦めていたある日。なんとその日に限って全種類買えるというではありませんか。

    私は興奮を隠しながら震える手で「海老カレー」を購入し、新幹線で至福のひとときを味わいました。

    画像3: 娘を変えた“自分専用”のお弁当箱

    久しぶりに食べた「オーベルジーヌ」は、相変わらず美味しかったです。ロケ弁として食べていた時のつらかった仕事の思い出も蘇り、少々反省モードも発動してしまいましたが、それでもやっぱり、つらさを吹き飛ばす美味しさでした。

    仕事頑張ろうと思えるお弁当があるって、なんだかいいですよね。

    きっと、幼稚園の頃や学生の頃に母が毎日つくってくれたお弁当にも、「今日もがんばって!」がたくさん込められていたのだなぁと思います。

    5月は疲れが出やすい時期とも言います。おまじないが込められている美味しいものをモリモリ食べて、元気いっぱい仕事に育児に邁進していこうと思いました。



    画像4: 娘を変えた“自分専用”のお弁当箱

    白鳥久美子(しらとり・くみこ)
    1981年生まれ。福島県出身。日本大学芸術学部卒。2008年に川村エミコとたんぽぽ結成。10年、フジテレビ系『めちゃ2イケてるッ!』の公開オーディションで新レギュラーの座をつかみ一躍人気者に。コンビとしての活動に加え、テレビ、ラジオ、ドラマ、舞台など多方面で活躍中。趣味は、散歩、高圧電線観察、シルバニアファミリー。特技は、詩を書くこと。唎酒師(日本酒のソムリエ)の資格ももつ。



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