• 鮮やかな色合いで風味豊かな抹茶は、焼き菓子にも、冷たいお菓子にもよく合います。新緑の季節にぴったりな抹茶のお菓子を、本間節子さんに教えていただきました。今回は「ババロア」のつくり方を。
    (『天然生活』2022年6月号掲載)

    涼やかに、抹茶のお菓子

    八十八夜に摘まれたお茶は、不老長寿の縁起物とされています。今年は5月2日。ちょうどこの時季は、新茶の時季でもあります。

    「やっぱりこの季節になると、抹茶のお菓子をつくりたくなりますね。暖かくなってくるころなので抹茶と相性がよい冷たいお菓子がおすすめです」と話すのは、抹茶のお菓子を教えてくださる本間節子さん。

    本間さんは日本茶インストラクターの資格もおもちです。抹茶のお菓子に合うお茶をお聞きすると、香ばしさのあるものがよいとのこと。

    「釜炒りのものや発酵茶、玄米茶も合いますよ」

    「ババロア」のつくり方

    抹茶のほろ苦さにホワイトチョコレートのコクをプラスして。

    なめらかな舌触りの初夏にぴったりの冷たいお菓子です。

    画像: 「ババロア」のつくり方

    材料(直径5~6cmの型5個分)

    ● 粉ゼラチン5g
    ● 水15mL(大さじ1)
    ● 抹茶10g
    ● 砂糖30g
    ● 熱湯50mL
    ● 牛乳150mL
    ● ホワイトチョコレート30g
    ● 生クリーム100mL
    ● <飾り用>
    ・生クリーム60mL
    ・ホワイトチョコレート適宜

    下準備

    抹茶は使用前に茶こしでふるっておく。

    つくり方

     粉ゼラチンは水にふり入れふやかす。

     抹茶に砂糖を加えボウルに入れよく混ぜる。熱湯を注ぎ泡立て器か茶筅でしっかりと混ぜて溶かす。

     牛乳を鍋に入れ温める。湯気が出たら火を止めホワイトチョコレートを加える。静かにへらで混ぜて溶かし、さらにを加え混ぜ溶かす。

     を加え混ぜる。ボウルの底に氷水をあて、ときどき混ぜながらとろみをつける。

     生クリームを8分立てに泡立てたら、に2回に分けて加え、へらで混ぜる。

     型にを流し入れ、表面を平らにならし、冷蔵庫で3時間以上(半日ほど)冷やし固める。

     型をぬるま湯につけ、皿をかぶせ逆さまにして型から外す。好みで6分立てに泡立てた生クリームをババロアに盛りつける。ホワイトチョコレートをスプーンなどで削って飾る。



    <料理/本間節子 撮影/公文美和 スタイリング/久保原惠理>

    本間節子(ほんま・せつこ)
    お菓子研究家。自宅で少人数制のお菓子教室「atelier h」を主宰。ほか、雑誌や書籍でのレシピ提供やイベントなどで活躍中。著書に『atelier h 季節の果物とケーキ』(主婦の友社)など。https://atelierh.jp/

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです

    * * *

    atelier h 季節の果物とケーキ (本間節子・著/主婦の友社)

    atelier h 季節の果物とケーキ (本間節子・著/主婦の友社)

    atelier h 季節の果物とケーキ (本間節子・著/主婦の友社)

    amazonで見る



    This article is a sponsored article by
    ''.