鮮やかな色合いで風味豊かな抹茶は、焼き菓子にも、冷たいお菓子にもよく合います。新緑の季節にぴったりな抹茶のお菓子を、本間節子さんに教えていただきました。今回は「スコーン」のつくり方を。
(『天然生活』2022年6月号掲載)
「スコーン」のつくり方
さっくりと手で割れば、ふんわりと抹茶の香りが漂います。
オレンジピールのさわやかな風味と抹茶が好相性です。
材料(直径5cmの丸型8個分)
● <生地> | |
・バター(食塩不使用) | 40g |
・薄力粉 | 200g |
・きび砂糖(または好みの砂糖) | 20g |
・塩 | 少々 |
・抹茶 | 4g |
・ベーキングパウダー | 小さじ1と1/2 |
・卵 | 1個 |
・生クリーム(乳脂肪分37~40%のもの。または牛乳) | 60mL |
・オレンジピール | 30g |
● <つや用卵黄液> | |
・卵黄 | 5g (小さじ1。生地分から取り分けて使用) |
・水 | 小さじ1/2 |
・砂糖 | 小さじ1/4 |
下準備
⚫︎ 抹茶は使用前に茶こしでふるっておく。
⚫︎ オレンジピールを5mm角に切っておく。
⚫︎ オーブンを180℃に温めておく。
つくり方
1 ボウルに卵を割り、つや用の卵黄を小さじ1取り出し、残りに生クリームを加えよく混ぜる。
2 つや用の卵黄には水と砂糖を加えて混ぜておく。
3 別のボウルに薄力粉、砂糖、塩、抹茶、ベーキングパウダーをふるい入れて角切りにしたバターを加える。指でつぶしながら手のひらでこすり、サラサラと細かくなるまでなじませる。
4 3に1を加え、ゴムべらで切るように混ぜる。粉けがなくなったら台に取り出してひとまとめにし、めん棒で厚さ1cmほどにのばし、きざんだオレンジピールをちらしてふたつ折りにする。もう一度のばし半分に折る。
5 4をラップに包み、10×15cmの長方形(厚さ1.5cmほど)にのばす。冷蔵庫で30分冷やす。
6 5cmの丸型で6個抜き(または包丁で8等分に切る)、残りはふたつに分けて丸める。
7 オーブンシートを敷いた天板に間隔をあけて6を並べ、つや用の卵黄液をはけで表面に塗る。180℃のオーブンで12分焼く。
<料理/本間節子 撮影/公文美和 スタイリング/久保原惠理>
本間節子(ほんま・せつこ)
お菓子研究家。自宅で少人数制のお菓子教室「atelier h」を主宰。ほか、雑誌や書籍でのレシピ提供やイベントなどで活躍中。著書に『atelier h 季節の果物とケーキ』(主婦の友社)など。https://atelierh.jp/
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです
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