(『天然生活』2021年7号掲載)
黒みつのつくり方
少量の酢で甘味を引き締めて。
すっきりとした甘さがおいしい。
材料(つくりやすい分量・約250mL)
● 黒砂糖(粉末) | 300g |
● 米酢 | 小さじ2 |
つくり方
1 鍋に水200mL(分量外)、黒砂糖、米酢を入れて中火にかける。ゴムべらで混ぜながら温め、黒砂糖が溶けたらさらに沸かす。
2 沸騰してあくが出たら弱火にしてひく。さらに2~3分煮てあくが出なくなったらでき上がり。清潔な保存瓶に入れて粗熱をとる。
保存期間:冷蔵庫で約2週間
【アレンジ】 黒みつで「コーヒー黒みつ寒天」
粉コーヒーで簡単アレンジ。
歯ざわりのよい寒天によく合う。
材料とつくり方(1人分)
インスタントコーヒー小さじ1/2に湯大さじ1、黒みつ大さじ2加えて混ぜる(好みでラム酒を少々垂らしても)。
水けをきった寒天適量を器に盛り、コーヒー黒みつをかける。
〈料理/ムラヨシマサユキ 撮影/山川修一 スタイリング/阿部まゆこ 構成・文/結城 歩〉
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むらよし・まさゆき
料理研究家。お菓子やパンを中心に、初心者から上級者までレベルに合わせた再現性の高いレシピを提案している。『ムラヨシマサユキのクッキー 作りたい、贈りたい71レシピ』(西東社)など著書多数。
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです
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自家製の味噌や甘酒、苦手意識のある天ぷらや煮魚、季節の果物や野菜を使ったジャムやピクルス……。家で過ごす時間が長くなり、手を動かす機会が増えたいまだからこそ、「料理をていねいにつくってみたい」。そんなふうに思いはじめた方にぴったりの、料理の入門書です。
家庭で簡単にできる発酵食品の仕込みかたや、失敗しがちな和食を上手につくるコツ、季節の野菜や果物をびんづめにする方法など、手順を写真で紹介し、それを応用したレシピを多数掲載しています。
自分でつくれば、添加物を使わず、素材そのものの味と香りに出合えるうえ、日持ちさせるための加熱処理もされないので、酵素や酵母の恩恵を受けられるのも利点です。
「自家製はハードルが高い……」と思った方でも、ご安心ください。市販品でも代用できるものもあるので、毎日の献立づくりに役立つレシピ集としても。季節を問わず活用できる、台所にあると重宝する一冊です。