(『天然生活』2021年7月号掲載)
ヨーグルトシロップのつくり方
ほんのりとした酸味とやさしい甘さが広がる、懐かしい味わい。
ヨーグルトはお好みのもので。分離しないよう火を止めてから加えて。
材料(つくりやすい分量・約300mL)
● プレーンヨーグルト | 200mL |
● グラニュー糖 | 200g |
● はちみつ | 大さじ1 |
● レモン汁 | 大さじ2 |
● コアントロー(あれば) | 小さじ2 |
つくり方
1 鍋にグラニュー糖、はちみつ、レモン汁、水大さじ2(分量外)を入れてゴムべらで混ぜ、中火にかける。
2 グラニュー糖が溶けて煮立ったら、火を止めてヨーグルトを加えて混ぜる。
3 コアントローを加えて混ぜ、清潔な保存瓶に入れて粗熱をとる。
保存期間:冷蔵庫で約2週間
【アレンジ】 ヨーグルトシロップで「パイナップルアイスバー」
ヨーグルトシロップに水を混ぜてお好みの果物を加えるだけ。
アイスバー型がなければ、バットや密閉保存用袋でつくっても。
材料(80mLのアイス6個分)
● パイナップル(正味) | 250g |
● ヨーグルトシロップ | 250mL |
つくり方
1 パイナップルは2cm角に切り、アイス型に等分に入れる。
ゴムべらで粉けがなくなるまで混ぜ、さらに生地が均一なかたさになるまで、ボウルの側面に押し付けるようにして混ぜる。
2 ボウルにヨーグルトシロップと同量の水(分量外)を入れて混ぜる。1の型に等分に流し入れて棒を刺す。冷凍庫に入れ、ひと晩おいて凍らせる。
〈料理/ムラヨシマサユキ 撮影/山川修一 スタイリング/阿部まゆこ 構成・文/結城 歩〉
* * *
▼ムラヨシマサユキさん「初夏のみつとシロップ」そのほかの記事はこちら▼
かぼすシロップとかき氷 >>
フレッシュハーブのシロップとハーブゼリー >>
ハイビスカスティーシロップとグラニテ >>
黒みつとコーヒー黒みつ寒天 >>
白みつと抹茶白玉 >>
新しょうがのシロップとドロップクッキー >>
むらよし・まさゆき
料理研究家。お菓子やパンを中心に、初心者から上級者までレベルに合わせた再現性の高いレシピを提案している。『ムラヨシマサユキのクッキー 作りたい、贈りたい71レシピ』(西東社)など著書多数。
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです
* * *
自家製の味噌や甘酒、苦手意識のある天ぷらや煮魚、季節の果物や野菜を使ったジャムやピクルス……。家で過ごす時間が長くなり、手を動かす機会が増えたいまだからこそ、「料理をていねいにつくってみたい」。そんなふうに思いはじめた方にぴったりの、料理の入門書です。
家庭で簡単にできる発酵食品の仕込みかたや、失敗しがちな和食を上手につくるコツ、季節の野菜や果物をびんづめにする方法など、手順を写真で紹介し、それを応用したレシピを多数掲載しています。
自分でつくれば、添加物を使わず、素材そのものの味と香りに出合えるうえ、日持ちさせるための加熱処理もされないので、酵素や酵母の恩恵を受けられるのも利点です。
「自家製はハードルが高い……」と思った方でも、ご安心ください。市販品でも代用できるものもあるので、毎日の献立づくりに役立つレシピ集としても。季節を問わず活用できる、台所にあると重宝する一冊です。