夏の体調管理に、いつもの献立に役立つ発酵調味料を加えて。うま味アップでよりおいしい。5種類の発酵調味料と、それを使った献立を、真藤舞衣子さんに教えていただきます。今回は、自家製の「発酵スパイス」と「ハーブの発酵バター」でつくる、「ラムチョップソテー」のメニューを紹介します。
(『天然生活』2023年8月号掲載)
(『天然生活』2023年8月号掲載)
自家製の「発酵スパイス」を使って
ラムチョップソテー
発酵スパイスの豊かな香りとスパイシーな味わいが、ラム肉の独特の風味と好相性です。
材料(2人分)
● ラムチョップ(*) | 4本 |
● 発酵スパイス | 大さじ1 |
● じゃがいも(蒸してひと口大に切る) | 2~3個 |
● クレソン | 適量 |
● パン | 適量 |
● アレンジ発酵バター(ハーブ) | 適量 |
*ラムチョップがない場合は鶏の手羽元でも。 |
つくり方
1 ラムチョップは発酵スパイスを満遍なくぬり、15分ほどおいておく。
2 熱したフライパンにオリーブオイル(分量外、適量)を入れて、1の背の脂部分を下にして(肉を立てて)中火で2分ほど焼く。肉を寝かせて片面を3分ほど焼き、裏返して2分ほど焼く。このとき一緒のフライパンで、じゃがいもをカリッと焼く。
3 2を器に盛りつけ、クレソンと、発酵バターをぬったパンを添える。
夏バテ予防のポイント
体を温める食材といわれるラム肉は、冷たい飲み物などで弱った胃腸の回復に。発酵スパイスを組み合わせてさらに体を温めて。
〈料理・スタイリング/真藤舞衣子 撮影/清水奈緒〉
真藤舞衣子(しんどう・まいこ)
料理家、発酵料理研究家。会社員を経て、1年間京都の禅寺で生活。フランスへ料理留学後、料理教室を主宰するほか、雑誌や書籍で活躍。著書については『つくりおき発酵野菜アレンジごはん』(主婦と生活社)、『サバの味噌煮は、ワインがすすむ』(日本経済出版、小泉武夫氏と共著)など。インスタグラム @maikodeluxe
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです