余熱で火を通すから、もちもち食感が楽しめる
東京・三軒茶屋にあるイタリアンレストラン「ブリッカ」のオーナーシェフ金田真芳さんが提案するのは、鋳物ホーロー鍋「ストウブ」を使ってつくる「余熱パスタ」。
ストウブで具材を炒め、そこに水とパスタを入れてゆで、火を止めて5分ほど置けば、おいしいパスタの出来上がり!
熱伝導と保温性の高いストウブの特徴をいかし、余熱で火を通すため、もちもち食感の麺が楽しめます。
手軽につくれておいしいうえ、火にかける時間も洗いものも少ない、いいことずくめのパスタです。
▼ストウブでつくる余熱パスタの特徴はこちら
本記事では、金田真芳さんの著書『ストウブ1つでもちもち余熱パスタ』(文化出版局)より、豚肉としょうがのクリームパスタのつくり方をご紹介します。
ボリューム感のある大満足なパスタですが、しょうがの風味とさわやかな青じそが加わり、さっぱりといただけます。
しょうがの風味で豚肉を炒めるのがポイント
ストウブでつくる、豚肉としょうがのクリームパスタ
豚肉のしょうが焼きをヒントに生まれたパスタです。
しょうがのおかげで生クリームがちょうどいいコクに変わります。青じそは食べるときにたっぷり混ぜて。
材料(2人分)
● スパゲッティーニ(半分に折る) | 200g |
● 豚バラ薄切り肉(5mm幅に切る) | 100g |
● しょうが(みじん切り) | 1かけ(8g) |
● オリーブオイル(ピュア) | 大さじ2 |
● 水 | 300mL |
● 生クリーム | 200mL |
● 塩 | 6g(小さじ1強) |
● オリーブオイル(EX.) | 適量 |
● 粗びき黒こしょう | 適量 |
● 青じそ(細切り) | 10枚 |
1人分にする場合
材料を半分にし、水の量は200mLにする。
つくり方
1 具を炒める
豚肉は塩1つまみ(分量外)をふる。鍋にオリーブ油(ピュア)、しょうがを入れて中火で炒め、香りが出てきたら豚肉を加え、焼き色がつくまでしっかり炒める。
2 パスタをゆでる
分量の水、生クリーム、塩、スパゲッティーニを加えて中火にかけ、煮立ったらふたをして弱火で2分ゆでる。しっかり混ぜ、再び煮立ったらふたをして3分ゆで、火を止めてそのまま5分余熱で火を通す。
3 仕上げ
オリーブオイル(EX.)、粗びき黒こしょう、青じその一部を加え、よく混ぜる。食べるときに、さらに青じそを混ぜて食べる。
〈撮影/キッチンミノル スタイリング/久保百合子〉
※ 本記事は『ストウブ1つでもちもち余熱パスタ』(文化出版局)からの抜粋です。
* * *
使うのはストウブの鍋一つ。具を炒め、そこに水とパスタを入れてゆで、火を止めて5分放置で完成。簡単に早く作れるだけでなく、鍋の中で素材と一緒に蒸しゆでされたパスタは、もちもちおいしい麺に。イタリアンシェフによる至極のパスタをお届けします。
金田真芳(かねだ・まさよし)
「Bricca(ブリッカ)」&「Però(ペロウ)」オーナー兼料理長。都内イタリアンレストラン数店に従事し、2010年三軒茶屋にイタリアンレストラン「Bricca(ブリッカ)」開店。生産者の見える食材やワインを扱い、食材のもっともよいところを熟知し、皿に表現することをモットーとしている。イタリア各地のワイナリー、フランスやスロベニアのワイナリーを訪れ、畑仕事やセラー仕事、マンマの家庭料理に触れる。ワインは熟成することによりいっそうよい状態になることから、開業以来自社ワインカーブにて4000本以上を熟成させる。著書に『うち飲みワインのおいしいつまみ』(Gakken)がある。
Bricca
旬の食材が味わえるイタリア料理とナチュラルワインを楽しめる店。
東京都世田谷区三軒茶屋1-7-12
HP:https://www.bricca.jp
インスタグラム:@bricca_italian_stand