アウターとバッグの関係
アウターを着なければ出かけられない季節です。
となると、バッグももちろんアウターとの相性が大事になってきます。
バッグとのバランスが悪いと、せっかくの素敵なコーディネートが台無しになることもありますよね。
特に気をつけなければいけないのが、ショート丈のアウターを着ているときです。
ロング丈のアウターと同じ感覚で合わせてしまうと、うっかりバランスを崩してしまうことも。
気にしなければいけないのは、着丈。
裾のラインです。
ショルダーバッグやポシェットなど、肩にかけるタイプの場合、バッグ本体の1/2、半分以上が裾のラインより下にくると、ちょっと間の抜けたバランスになってしまいます。
実際に見ていきます。
ショルダーバッグとアウターのベストバランス
◆ロング丈のアウターの場合
ロング丈のコートでは、素敵にバランスが取れているショルダーバッグ。
◆ショート丈のアウターの場合
その長さのままショート丈のアウターに合わせると、間伸びした、ちょっと不思議なバランスになってしまいます。
少し短くし、バッグ本体の半分がアウターの上に乗る長さにしてみます。
ショート丈のアウターと相性のよいバランスになりました。
肩がけの大きめエコバッグとアウターのバランス
街などで見かけて「もったいな......」と気になってしまうことが多いのが、持ち手の長い大きめのエコバッグ。
ショート丈のアウターのときに、そのタイプのバッグを肩にかけて持つと、おしゃれな雰囲気をつくりにくい、なんとも微妙なバランスに。
お買い物をした後などにサブバッグとして使うのであれば、そこまで気にすることではありませんが、そのバッグをメインとして出掛けるのであれば、気を使う必要があるように思います。
この手のバッグを持って出かけたいのであれば、ショート丈のアウターを諦めるのが賢明。
バッグをアウターに合わせるのではなく、バッグと相性のよいアウターに変更する検討を。
バッグの底のラインより着丈が長い、ミドル丈やロング丈のアウターが、バランスをとりやすいのでおすすめです。
次回は、「靴とバッグの関係」を特集していきます。
【問い合わせ先】
◆アデュートリステス
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◆ノヴェスタ ジャパン
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「おしゃれのABC」とは……
ちょっとしたコツで、ぐっとおしゃれに。
スタイリスト・植村美智子が、約25年の仕事を通して培ったコーディネートの経験とファッションの知識を生かし、季節ごとに陥りがちな、おしゃれの悩みを解決します。
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<スタイリング/植村美智子 撮影/林紘輝>
植村 美智子(うえむら・みちこ)
大阪府吹田市出身。文化服装学院卒業。アシスタント経験後、スタイリストとして独立。雑誌、広告、タレントのスタイリングなどで幅広く活躍。2010年、ファッションコーディネートサービス「Liltin'(リルティン)」を立ち上げ、個人向けのコーディネートを開始する。ひとりひとりとじっくり向き合うことを大切にし、ファッションを楽しんでもらえることを目指したパーソナルスタイリングが人気を呼ぶ。著書に『洋服の選び方』(マイナビ出版)、電子書籍『「今の自分」に似合う服』(扶桑社)などがある。
Liltin' ファッションコーディネートサービス
https://liltin.com/
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