• 部屋にひとつあるだけで、暮らしが潤う観葉植物。でも「上手に育てる自信がない」という人も多いのではないでしょうか。じっくり選んだ植物と末長く一緒に暮らしていくために必要なことは何か、グリーンプランナー・森田さんに教えてもらいました。
    (『天然生活』2023年5月号掲載)

    観葉植物と上手につきあうために

    日当たりと適切な温度、水、そして風。これらは、植物が生きていくために欠かせないものです。

    とはいえ、どれくらいの光がちょうどいいのか、温度は何度が適切なのかなど、いざ植物を家に迎え入れると迷ってしまうことも。

    そこで大事なのは、こうした基本に加えて、「植物と人間は同じ」という意識をもつことだと森田さんはいいます。

    画像1: 観葉植物と上手につきあうために

    「私たちが夏の強い直射日光が当たる窓際に長時間いると暑いですし、寒い場所にずっといれば冷えてしまいますよね。窓がなく、空気がこもっている空間で暮らしたらストレスを感じて病気になってしまいます。植物も同じです。

    人間と違うものとして捉えると、置き場所などに迷ってしまうかもしれませんが、そんなときは自分に置き換えて考えてみては。自分自身が心地よいと感じる場所は基本的に植物も好きだし、ストレスを感じる場所は植物も好まないと考えると、わかりやすいと思います」

    また、きちんと水やりをできるかが心配な場合は、キッチンや洗面所など、水のある場所の近くで、なおかつ何度も目にする生活動線上に飾るのがおすすめです。

    「それでも植物は自然のものなので、さまざまな原因で枯れることはもちろんあります。でもそこで『自分は植物を育てるのが苦手』と思わず、1年でも数カ月でも、その植物との暮らしを楽しめたと前向きに捉えてみては。その時間や経験に感謝しつつ、また楽しみながら挑戦してみてほしいです」



    〈監修/森田紗都姫 取材・文/嶌 陽子 イラスト/はまだなぎさ〉

    画像2: 観葉植物と上手につきあうために

    森田紗都姫(もりた・さつき)
    室内外の植物のプランニングや講師、商品企画など多方面で活躍。著書に『LIFE GREEN SELECT TOUR 暮らしに寄り添うグリーンと出会おう』(いろは出版)。
    インスタグラム:@yamamori_green

    ※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです

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    天然生活2025年5月号では、「植物を取り入れた暮らし」を特集しています。ぜひあわせてお楽しみいただけましたら幸いです。



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