(『天然生活』2024年4月号掲載)
食べ方を工夫する
ついつい食べすぎてしまう、野菜不足になっている、おなかまわりがたるむ一方、便秘がち……。
もしも体が毒をためやすくなっている状態ならば、ちょっとした食べ方や、飲み物、食べ物の工夫で軌道修正を。
ここに紹介する方法ならば、料理をがんばったり、サプリなどに頼ったりしなくても、近所のスーパーにあるものだけで毒出し体質が目指せます。
野菜たっぷりの味噌汁を毎日1回、飲む
→ 中性脂肪を減らす

味噌には、体に必要な9種類のアミノ酸が含まれているほか、エネルギー代謝に働きかけるビタミンB群、血糖値の上昇を抑えるメラノイジン、悪玉コレステロールを下げるリノール酸と大豆レシチン、腸内環境を整える植物性乳酸菌など、毒出しに必要な栄養がつまっています。
野菜たっぷりの味噌汁をつくれば、味噌の栄養に食物繊維も加わり、中性脂肪を燃やす最高のメニューに。
野菜は1日に必要とされる摂取量の半分(1人あたり約175g)が入るとベスト。
また、豆腐や卵などのタンパク質を加えれば、筋肉量の増加も期待できて太りにくい体が目指せます。
おからヨーグルトを食前に食べる
→ 腸内環境を整える

100円ショップでも手に入るおからパウダーは、食物繊維が豊富で血糖値の上昇をゆるやかにする働きがあります。
ヨーグルトの乳酸菌を合わせて食べると、腸内環境を整える最強のコンビに。
腸内で食物繊維が発酵し、善玉菌と短鎖脂肪酸を増やすため、脂肪細胞が栄養を取り込むのを防ぐのです。
脂肪の燃焼を促し、善玉コレステロールを増やしてもくれます。1日1回、食前に食べましょう。
「おからヨーグルト」のつくり方
無糖ヨーグルト大さじ8(120g)に対し、おからパウダー大さじ2を混ぜ合わせたものを食べる。
紅茶にシナモンパウダーをふる
→ 体のこりを解消

中国では「桂皮」と呼ばれ、漢方の生薬として使われているシナモンは、幅広い効能をもっています。
血行を改善して体のこりを解消するほか、脂肪燃焼や毛細血管の若返り、整腸作用、リラックス効果、免疫力の回復、美肌効果、不安や不眠、めまいの緩和が期待できるという、実に万能な香辛料。
その効果は粉末でも変わらないので、シナモンパウダーを常備し、日々の食生活に取り入れましょう。
紅茶にふりかけてシナモンティーにするのが簡単な方法。
また、かぼちゃやさつまいものソテー、肉野菜炒めなどの料理にふりかけるのもおすすめです。
<監修/工藤孝文 構成・文/石川理恵 イラスト/murano>
工藤孝文(くどう・たかふみ)
福岡県みやま市の工藤内科院長。福岡大学医学部卒業後、アイルランドとオーストラリアへ留学。現在は、糖尿病などの生活習慣病、漢方治療などを専門に地域医療を担う。テレビ、雑誌で活躍するほか、『専門家がしっかり教える健康図解 毒出し』(日本文芸社)、『10万人がやせた 今日からできる 神やせ習慣』(主婦と生活社)など著書多数。
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです