(『天然生活』2023年7月号掲載)
武さん流 衣替えの工夫1
ストールはラックにかけて
ストールが大好きでたくさん持っているという武さん。
ひと目で見渡せて、さっと手に取れる木製のタオルラックにかけています。
「よく使うバッグやアクセサリー、帽子もここに。次の日に着る服をかけておくこともあります」
このラックも時季が来たら衣替え。ウール素材などのものに代わって軽やかな素材のストールが並びます。

すっきりとしたデザインの「IFUJI」のタオルラック。軽くて扱いやすく、折りたたむこともできる

「最近ハマっていて、見つけては買っている」というS字フックを使って、ネックレスやバッグも収納
武さん流 衣替えの工夫2
ラックに収まる分だけを衣替え
衣替えの際には、秋冬物と春夏物を入れ替えながら、服の見直しをします。
その際に基準となるのが、ラックに収まるかどうか。
「収まりきらない分は手放すようにしています。以前クローゼットを使っていたときは、奥にある服をずっとそのままにして眠らせた結果、湿気がこもってカビが生えてしまったことも。ラックだとすべてを把握できるし風通しもいいのでその心配がありません」

かかっている服は30数着。収まりきらなくなったら人に譲って手放す

夏のアクセサリーやサングラスも小さなかごに入れてラックの下に。「着けたいときにさっと取れます」

吸汗性があり冷えも防止するインドの伝統的パンツ、チュリダーを愛用。丸めてかごに入れ、ラックの下に
武さん流 衣替えの工夫3
バッグは通年で使う
バッグは一年を通じて使っているものばかりのため、季節による入れ替えは不要。
大きなトートバッグに入れて、常にラックのそばに置いています。
「ヤギ革のメッシュバッグが大好き。季節を問わない素材感やデザインだし、使うほどにどんどん肌なじみがよくなっていくんです」
柔らかいので、丸めて収納できて場所をとりません。

バッグを収納している大きな革のトートバッグは、「グランピエ」のもの。マチも広く、収納力たっぷり

色もサイズもさまざまな「ヨーガンレール」のゴートメッシュのバッグ。その日のスタイルに合わせて選ぶ
〈撮影/山田耕司 取材・文/嶌 陽子〉
武 安輝子(たけ・あきこ)
ヨーガンレール・ババグーリのプレス。パリで美術史を学び、帰国した後ヨーガンレール社に入社。以来、20年以上にわたりプレスを務める。リノベーションした都内の古いマンションに、家族と、保護犬の「チャイ」と一緒に暮らしている。https://jurgenlehl.jp/
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです