• 掃除はなるべく効率的に、短い時間でさっとすませたいですね。ナチュラルクリーニング講師・本橋ひろえさんに、効率よくまわす掃除について教えていただきました。
    (『天然生活』2023年6月号掲載)

    効率よくまわす掃除

    掃除は効率的に短い時間ですませたいもの。そこでおすすめなのが、「掃除にかかる時間」「ついでにやること」「定期的にやること」を決めておく方法です。

    例えば、キッチンの排水口掃除は◯分、リビングの掃除機をかけるのには◯分、洗面台掃除は◯分、という具合に時間を計っておくとすき間時間が活用できます。

    掃除はサボると時間がかかる悪循環に。洗面台掃除は洗顔で使ったタオルでやるなどのついでの掃除や、ベランダ掃除は2カ月に1回など頻度を決めておくことも効率を上げるコツになります。

    実際に掃除をするときも、手順を考えて効率化します。基本中の基本ですが、ほこり掃除は上から下に。2階から1階、天井から床など流れに沿って行います。

    ここでは、私が実践している例として、玄関掃除をご紹介します。

    玄関がきれいだと、気持ちがいいものです。まずは掃除しやすい環境をつくるために、たたきには靴や傘などのものがない状態にしておくこと。そのためにも、靴は脱いだらすぐに下駄箱やシューズクローゼットに収納するというルールを家族でつくっておきましょう。

    私は、自分が出かけるときに家族の靴が出ていたら、ついでにしまうようにしています。

    画像: 玄関掃除の目安は4分。タイマーをかけると、時間内に終えようと思い、効率がアップ

    玄関掃除の目安は4分。タイマーをかけると、時間内に終えようと思い、効率がアップ

    玄関掃除は掃除機を使うと便利です。わが家はマキタのスティック掃除機を玄関専用にしていますが、室内で使う掃除機に玄関専用としてノズル1本を決めて使うのもいいと思います。

    ほこりがきれいになったら、水ぶきをして終了です。下駄箱の棚の汚れが気になるときは、先に棚を水ぶきしてから、たたきをふくようにします。

    泥汚れがつくので、布は使い捨てできる古布か、厚手のキッチンペーパーを使います。古布は、フェイスタオルを8等分した手のひらサイズくらいだと使い勝手がよく便利です。

    ここまでで所要時間は4分ほど。さっと掃除できることが、掃除のおっくうさを解消してくれます。

    画像: 効率よくまわす掃除


    〈イラスト/須山奈津希 取材・文/工藤千秋〉

    本橋ひろえ(もとはし・ひろえ)
    ナチュラルクリーニング講師。北里大学衛生学部化学科卒業後、化学薬品企業に就職。自身と子どものアトピー体質をきっかけに、掃除や洗濯、洗剤を科学的に解説する「ナチュラルクリーニング講座」をスタート。著書に『ナチュラルおそうじ大全』『ナチュラルおせんたく大全』(ともに主婦の友社)など。

    ※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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