いつまでも元気で病気知らずの猫でいてもらうために。大切な日々のケアを、ペットの体質を改善し、自然治癒力を高める指導で定評のある須﨑動物病院の須﨑恭彦先生に伺いました。今回は、猫の「手づくりごはん」3つのレシピを紹介します。
(別冊天然生活『天然ねこ生活』より)
(別冊天然生活『天然ねこ生活』より)
家にある食材で、つくってみましょう
▼前回のお話はこちらから▼
猫のごはん1食分の目安
肉・魚介類 約40g
野菜類 約10g
好みでごはん類 約10g
*野菜の消化吸収が苦手なので、ゆでて細かく切ったりするとよいでしょう。炭水化物はあまり必要としませんので、無理に与える必要はありません。
肉類を使って

材料とつくり方
鍋に湯を沸かし、ささみ(またはむね肉やもも肉でも)40gは好みのやわらかさにゆで、人肌になるまで冷ます(新鮮なら、生でもよい)。
きざんだキャベツ10gもさっとゆで、人肌になるまで冷ます。器にささみ、キャベツ、ごはん10gを入れ、きざみのり少々をふりかけ、混ぜ合わせる。
魚介類を使って

材料とつくり方
鍋に湯を沸かし、ほたて貝柱40g、小さくきざんだブロッコリー10gを入れて、2分ほどゆでて人肌まで冷ます。
皿にほたて、ブロッコリーを入れかつおの削り節の粉少々をかけ、混ぜ合わせる。
缶詰を使って

材料とつくり方
鍋に湯を沸かし、小さくきざんだにんじん、大根の葉各5gを入れてさっとゆで、人肌まで冷ます。
皿にさばの水煮缶40g、ごはん10gを入れ、にんじん、大根の葉を入れ、またたびの粉少々をふり、混ぜ合わせる。
※本記事は、別冊天然生活『天然ねこ生活』からの抜粋です
<撮影/村林千賀子 取材・文/高田真莉絵>
須﨑恭彦(すさき・やすひこ)
獣医師、獣医学博士。須﨑動物病院院長。「薬に頼らないで体質改善」をキャッチフレーズに、食事療法やデトックス、ペットマッサージを柱に、犬や猫の治療を行う。
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