(『別冊天然生活 心豊かにお金づきあい』より)
「暮らしのむだ」見直しチェックリスト
日々の習慣が、思わぬむだにつながっているかもしれません。毎日を振り返り、当てはまるものがないか、確かめてみましょう。
生活編
□ 歯みがき中に水を流しっぱなしにしてしまう
□ トイレは15年以上交換していない
節水の工夫
価格も抑えたいところですが、それ以上に気になるのは、気候の影響による、夏の水不足。
家族全員で節水を心がけて。
シャワーヘッドは節水型に買い替え

シャワーヘッドは、節水型のものに替えましょう。
手元で水のオン・オフが切り替えられるスイッチがつき、水圧が高く、少量の水で洗えます。
切り替えるだけで5割の節水効果があるというものも。水だけでなくガスの節約にもつながり、お得です。
風呂の湯張りの水位を低く設定する

家庭で水を一番使う場面といえば、お風呂です。
まずは浴槽に湯を張る水位を確認しましょう。もし標準設定だったらもう少し低い水位に設定してみて。最低レベルにすれば、水道代がだいぶ違ってきます。
湯の量を減らすことで、ガス代の節約にも。
水の流しっぱなしはできるだけやめる

1分間水を出しっぱなしにすると、12Lも使うことをご存じですか?
歯みがきや手洗い、皿洗いなど、日常的に水を流しっぱなしにする習慣は、多くの水量をむだにすることに。
歯みがきの水はコップにためるなど、日頃の習慣を見直しましょう。
洗濯物はまとめて洗う習慣を

洗濯量によって使用する水量はさほど変わりません。
洗濯物は、少量を頻繁に洗うよりも、洗濯機の容量に合わせてある程度量をまとめ、洗濯回数を少なくしたほうが、節水につながります。
また、節電効果もあるので、うれしい限りです。
トイレは15年過ぎたら買い替えを一考して

トイレの耐用年数は、実は15年ほど。しかも、古いものはタンクが大きく、使用水量も多いという欠点が。
最新型は節水を重視した設計のため、家族が多いほど、コストの削減になります。
15年以上使っているトイレは、買い替えを検討してみて。
※本記事は『別冊天然生活 心豊かにお金づきあい』(扶桑社ムック)からの抜粋です。
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物価高騰が続き、老後のお金に不安を感じている人もいるかもしれません。でも、自分の「好き」はがまんしたくない。これからは「がんばらない」がキーワード。日々の暮らしを楽しみながら、お金とどうつきあうか、が大切です。ドミニック・ローホーさん、柿崎こうこさん、ショコラさんなど、ていねいな暮らしをされている12人の方々に、「好き」を大事にしながら実践している、お金とのつきあい方を教えていただきました。むだは省きながら、好きなところにはお金を使う、メリハリのあるお金の使い方が、豊かな暮らしを支えていました。また、お金の管理やため方、増やし方についてのハウツーも満載。お金の流れを整える仕組みづくりのこと、これから始める人にもわかりやすい「新NISA」のこと、エコにもつながる節約のことなど、いま知っておくと得をするアイデアをご紹介しています。『買いものは投票なんだ』の著者・藤原ひろのぶさんによる「幸せなお金の使い方」、枡野俊明さんによる「“持たない”暮らしの智慧」も掲載。心は豊かに、賢くお金とつきあうヒントが、きっと見つかります。
<イラスト/カトウミナエ 取材・文/秋山香織>
丸山晴美(まるやま・はるみ)
節約アドバイザー、ファイナンシャルプランナー。著書多数。毎年監修を務める『節約家計ノート』(東京新聞出版)は、22年のロングセラー。高校生の息子の母でもある。https://www.maruyama-harumi.com/
※記事中の情報は『別冊天然生活 心豊かにお金づきあい』掲載時のものです