• お笑いコンビ、たんぽぽの白鳥久美子さんは、おばあちゃんっ子だったこともあり、「ばあちゃん仕事」に憧れ、愛してやみません。今日も、手を動かして、暮らしをつくる。白鳥さん流の「楽しい小さな暮らし」をご紹介します。ゴールデンウィーク中も体調が戻らない白鳥さん、意を決して子どもの日を祝います。

    体調不良の大型連休。ここで諦めたら未来の私が泣くんじゃないか

    前回同様、大型連休中の話になりますが、連休中にこれだけはしっかりやるぞと決めていた「子どもの日」のお祝い。

    あれもつくってこれもつくってと、計画だけはいっちょまえに立てていましたが、いかんせん風邪っぴきで、身体が思うように動きません。

    もういいか…… と諦めかけた時に、ふとSNSで「子育てを終えたお母さんの話」というのを見かけました。

    そこには、「もっと一緒に寄り道すればよかった。洗濯物なんか放っておいてでも、一緒にたんぽぽの綿毛を飛ばせばよかった。」と書いてあるではありませんか。号泣です。風邪っぴきの弱々メンタルも相まって号泣です。

    いつか子どもが巣立って行く時に、私はこのことを思い出して「あの時、子どもの日をちゃんとお祝いしてあげればよかった。」そう思って泣くんじゃないか。そんなことを考えだしたら、動き出す身体!

    画像1: 体調不良の大型連休。ここで諦めたら未来の私が泣くんじゃないか

    快調になった今の私なら、「んなことない!」とタモリさん風にツッコミますが、その時はその想いにとらわれていますので、真剣です。

    まずはお菓子を詰めた鯉のぼりをつくりました。余っていたラッピング袋と色画用紙を使い、鯉のぼりをつくり、その中にお菓子を詰めます。

    「うちには鯉のぼりがないから……」これもいつか、本物の鯉のぼりを用意してあげればよかったと泣くのかしら? 今の私なら大声で言えます。「んなこたぁない!」

    そしてお祝いと言ったら料理。押し寿司で鯉のぼりを表現。ウロコの部分をお刺身で飾り、まだお刺身が食べられない息子にはきゅうりで飾りました。

    しかし思ったように上手くできない。しかも写真を撮り忘れました。これもいつか…… 「いい加減にしろ!」早めにツッコミましょう。

    義理の両親からいただいた兜を出して飾って、騒ぎまくっている子どもたちを座らせて、なんとか写真に納めました。

    画像2: 体調不良の大型連休。ここで諦めたら未来の私が泣くんじゃないか

    料理はイマイチの反応でしたが、鯉のぼりお菓子は楽しんでもらえたようでよかったです。

    夜は菖蒲湯にも入って、子どもたちに「子どもの日おめでとう! これからも元気で過ごして下さい!」と伝えました。

    子どもたちは「風邪ひいてる人に言われても……」みたいな顔していました。

    結局、私が1人で色々な想いに駆られて動いただけで、子どもたちにしたらお菓子がもらえればなんでもよかったのかもしれないなぁと思います。

    でも我が行動に一遍の悔いなし!

    鯉のぼり押し寿司は写真撮り忘れましたが、いただいた山菜でつくった天ぷらの写真はありました。

    画像3: 体調不良の大型連休。ここで諦めたら未来の私が泣くんじゃないか

    夫の知り合いの方が送って下さって、春の恵みが身体に沁みる美味しさでした。おかげで風邪も治ったかな?

    さて連休も終わり、体調も万全になったところで、モードを切り替えて頑張りたいと思います。何はともあれ、健康あってこそだと気付かされました。

    みなさんも、どうぞお身体ご自愛くださいね。



    画像4: 体調不良の大型連休。ここで諦めたら未来の私が泣くんじゃないか

    白鳥久美子(しらとり・くみこ)
    1981年生まれ。福島県出身。日本大学芸術学部卒。2008年に川村エミコとたんぽぽ結成。10年、フジテレビ系『めちゃ2イケてるッ!』の公開オーディションで新レギュラーの座をつかみ一躍人気者に。コンビとしての活動に加え、テレビ、ラジオ、ドラマ、舞台など多方面で活躍中。趣味は、散歩、高圧電線観察、シルバニアファミリー。特技は、詩を書くこと。唎酒師(日本酒のソムリエ)の資格ももつ。



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