観光気分の「夏さんぽ」板倉さんのおすすめは歴史を感じる‟あの場所”

松江市は歴史ある城下町として知られ、松江城近辺にはその古いたたずまいの町並みが残っています。
松江城の堀川では、遊覧船が通り抜ける様子がなんとも涼し気。
自分の住んでいる街も観光客気分で歩いてみると、なんとも新鮮な気分になります。

水辺の散歩は暑い日にもぴったり
近辺の武家屋敷の一角にはラフカディオ・ハーン(小泉八雲)が住んでいた「小泉八雲旧居」がありますが、地元の方は愛着を込めて「へるん旧居」と呼んでいます。
明治時代には「Hearn(ハーン)」を「へるん」と呼んでいたようですがその響きがとても可愛らしいですね。

小泉八雲旧居の外観をパチリ
小泉八雲旧居の居室に座ると、前方・左・右と一遍に三方の庭を臨むことができます。
質素ななかにも凛とした美しさが溢れる空間は、暑い日にも涼やかな風を感じるようで心が落ち着く、私のお気に入りの場所です。
みなさんも機会がありましたらぜひ一度、訪れてみてくださいね。

凛とした美しさのある小泉八雲旧居の前庭
〈撮影/村上伸明(人物)、板倉直子(風景) 構成/玉木美企子〉
板倉直子(いたくら・なおこ)
セレクトショップ「Daja」(島根県松江市)ディレクター。上質さとエレガントさを兼ね備えた、女性らしく、美しい服選びに定評がある。「天然生活オンラインショップ」で企画するオリジナルアイテムが人気を博し、全国にファンが多い。著書『大人の悩みにこたえるおしゃれ』(扶桑社)も好評発売中。https://www.allo-daja.com/
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天然生活2025年7月号では「私の夏支度」の記事で、Dajaの板倉直子さん、料理家の長谷川あかりさん、CIRCUSの引田舞さんを取材しました。
暑いからこそ、おしゃれで心を涼やかに。この時季ならではのアイテムや夏の装いをご紹介しています。ぜひ合わせてお楽しみいただけましたら幸いです。
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです