※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです

美濃羽さんの片づけルール 01
床や机に物を置かない

いつでもすぐ物事が始められるように、机の上と床に物を置きっぱなしにしないように。

かごやフックを使ってさっと片づけます。

フックやヨートにかけて収納

食器の洗いかごやコーヒードリッパーなど、日常的に使うものはS字フックやヨート、ラックを使って収納。

「シンクまわりにものを置くとぬるぬるするのでタワシや洗剤もかけて収納。料理も掃除もやりやすいです」

ゴミ入れは吊るして使う

床に置きっぱなしにすると、汚れやすく場所も取るので、ゴミ入れはフックで吊るす。

「ビニール袋だとつい水気をしっかり切らずに捨ててしまうので、あえて紙袋を使っています」

とりあえずボックスをつくる

図書館で借りた本など、置き場所が決まっていないものは“とりあえずボックス”に。

「ここに入れておけばどこかに紛れる心配もないので」

かごならひと目で中が確かめられ、移動も便利。

かばんの持ち物をまとめておく

カメラや財布、鍵など、お出かけの必需品はひと所にまとめておく。

「写真データを移したり、伝票を整理したりするので、PCのそばに。箱に並べておけば、出したままでもすっきり見えます」

美濃羽さんの片づけルール 02
家族がわかりやすいように配置する

物の定位置を決めておけば、家族みんなも自然とそこにしまうように。

生活動線に沿ったわかりやすい配置が片づけを楽にします。

子どもの物の定位置をつくる

かごやボックスにぽんぽん入れて棚に置けば片づけ完了。子どもでも簡単で見た目すっきり。

目印をつけて兄弟どちらのか、ひと目でわかるように。

「置き場所が決まっていると家族のだれでも片づけられるのも利点です」

かばんは有孔ボードにまとめる

階段下の有孔ボードに、かばんがずらり。

「重ねて置くと探すのに手間取るんです。かけておけば子どもがすぐ使えるし、型崩れもしません」

お稽古バッグは中に持ち物を準備しておくそう。

家族の伝言はホワイトボードに

「はちみつがもうすぐ切れるよ（長女）」「金曜、飲んで帰ってもいい？（夫）」など、伝えたいことはホワイトボードに。

バタバタしていて聞き逃すこともあるので、必ず使うトイレに設置。

各部屋に小さなほうきを吊るす

ゴミが出たとき、手が空いたときに、家族のだれでもさっと使えるように、各部屋の片隅に小さなほうきを。

「昔ながらの手ぼうきは出したままでもかわいいので、柱や壁にかけっぱなしに」

美濃羽さんの片づけルール 03
飾る場所を決める

写真や子どもの絵は見せ場を決めてディスプレー。

色を意識することも、ごちゃごちゃ見えない秘訣です。

日常的に植物を飾る

リビングのテーブルのそばにいつも草花を。

かけ花入れは好きな位置に移せ、場所も取らず重宝。

「部屋の中にいろんな色があると落ち着かないので茶色・生成り・黒でまとめ、花や緑を差し色にしています」

家族写真はモノクロで

飾りたい家族写真はモノクロでプリントして、本棚の一段をフォトコーナーに。

「思い出の写真を飾りたいけれど、カラーだと浮いてしまう気がして。モノクロにすると主張しすぎず、空間にしっくりなじむんです」

子どもたちの作品は飾る場所を決める

アートスクールに通っている子どもたちの作品は茶の間の長押の上に飾る。

「どんどん増えていくので、押しピンやテープは使わず、長押の上に置いて気軽に入れ替えながら、ふたりの成長を楽しんでいます」

出しっぱなしの日用品はかわいい物を

玄関の姿見にさりげなくかけているのは、玄関先を掃くほうきと、窓ふきスプレー。

かごの中には娘さんの髪をとくブラシを。

「性能がよくて、見た目もいい、才色兼備な日用品を選んで、飾りながら出しっぱなしに」

〈撮影／辻本しんこ　取材・文／宮下亜紀〉

美濃羽まゆみ（みのわ・まゆみ）
洋服作家、著者、講師としても活躍。著書に『FU-KO basics.長く楽しむ、子ども服』（日本ヴォーグ社）など。