うつむき加減に咲く姿が美しい
「乙女ギボウシ」を愛でる
キジカクシ科の多年草で、冬になると地上部がなくなります。
花は一日花で、朝開いて夕方には萎れてしまいます。

夏に葉っぱがなくなってしまったあと、また芽が出てきた
乙女ギボウシはギボウシの中でも小型の品種で、わが家のものは葉に斑(ふ)が入っています。

小さな子株を小さな鉢に移して葉姿を楽しんでいる
花茎を伸ばして、下の蕾から順に咲き進みます。
淡い紫色の花が少し下を向いて咲く姿は、なんとも慎ましやかで美しいです。

下の蕾から順番に咲いていく
〈撮影/ayumitt〉
※本記事は『ベランダで豆盆栽鉢で楽しむ ゆびのさきにかわいいみどり』(オレンジページ)からの抜粋です。
◆小さな鉢に納まる植物たちに心奪われて。温かく見守る“植物愛”あふれる写真エッセイ集◆
小指の爪より小さな穂のハマエノコログサ、こんぺいとうのようなミニバラ……。
指先でつまめるほどの豆盆栽鉢の中でささやかに育つ“かわいいみどり”を、夢中で撮りためてきたayumittさん。
ayumittさんが小さな植物たちに感じる感動を、写真とともにお届けします。
小さな植物たちの成長の様子や、プロセス写真でわかりやすい植え替え方法など、自身なりの経験を踏まえた愛で方をたっぷり語った1冊です。
【CONTENTS】
● 1章 花を愛でる
● 2章 葉を愛でる
● 3章 寄せて愛でる
● 4章 いろいろ愛でる
ayumitt
大阪生まれ、埼玉暮らし。パートタイマーの主婦として日々を過ごす傍ら、2020年より小さな鉢で植物を育て始める。もともと写真が趣味だったこともあり、愛らしい小さな植物たちが見せる一瞬の美しさに心奪われ、シャッターを切るように。インスタグラムでは、「ちいさなかわいいみどり」の魅力を発信中。今日も右手にカメラ、左手で鉢をつまみ、ベストフォトスポットを求めてベランダをウロウロしているに違いない。
インスタグラム@ayumitt