教科書でしか知らないアレがココに!! 念願の吉野ケ里遺跡はまるで“もののけ姫”の世界
5月の大型連休明けに、夫の実家の佐賀県に遊びに行ってきました。
去年は夏に行って佐賀の暑さに驚き、台風にも当たって、てんやわんや。飛行機の便を急遽変えたりと大変だったので、今年はこの時期に行くことに決めていました。
私は仕事があったので1日先に夫が子ども2人を連れて佐賀へ。
飛行機では、隣の席だったご婦人に助けていただいたりして、無事に到着できたのも束の間、散歩中に夫が1歳の息子の手を強く引っ張ってしまい、息子大泣き。
泣き方が異常だと整形外科へ行くと、靭帯から肘が外れかける状態の「肘内障(ちゅうないしょう)」になっていたらしく、先生が肘を入れてくれると泣き止んで痛がる様子もなくなったそうですが、この話をラジオの仕事中にLINEで知った私は、大丈夫だろうと思いつつも内心はヒヤヒヤでした。
そんなこともありながら私も翌日に佐賀入りして、色々と楽しんできました。

夫の実家近くに「吉野ヶ里遺跡」があって、以前から行きたいと思っていたのですが、乗り気じゃないみんな。
地元民からすると、なぜそこに? という気持ちらしいのです。
福島生まれの私としては、教科書でしか知らないアレがココに!! と大興奮なんですが、地元だとそんなもんなんですかね。
そんな吉野ヶ里遺跡に念願叶って行くことができました。
大きな公園もあって、遺跡を彷彿とさせる大型遊具もあり最高の場所でした。
遺跡はいいやとみんなは公園で子ども達と遊んでくれるというので、わたし1人で遺跡を目指してぐんぐん歩いて行きました。
なんじゃ、こりゃあ! と、松田優作もびっくりの大興奮でした。
もののけ姫の世界です。竪穴式住居や高床式倉庫、村や市の様子が再現されています。資料館にはここで発見されたお墓や、道具なんかが展示されていて大変面白かったです。
まだ半分以上見られていないところがあるので、次回の楽しみにしたいと思います。
そのあとは車で20分ほどのところにある「新SUN」というお店で、姪っ子ちゃんたちとパフェを食べました。

あいにくの雨でしたが、佐賀が一望できる見晴らしのいい場所。フルーツも美味しくて楽しい時間となりました。
佐賀の義実家の家では、お花が咲き乱れていてキレイでした。
娘は外遊びがとにかく楽しかったらしく、目の前の畑に行っては花を摘んだり、虫を見つけたりと自由遊び回って、いろんな発見を楽しんでいるようでした。
ハートの葉っぱがある! と見つけてきた葉っぱは虫喰いがちょうどハートになっていて、私もおもわず声をあげてしまいました。

久しぶりに気の抜けたダラダラとした時間を過ごせてありがたかったです。
気も抜けたし、息子は肘も抜けたなぁ。と思い出に残る佐賀の旅でした。

白鳥久美子(しらとり・くみこ)
1981年生まれ。福島県出身。日本大学芸術学部卒。2008年に川村エミコとたんぽぽ結成。10年、フジテレビ系『めちゃ2イケてるッ!』の公開オーディションで新レギュラーの座をつかみ一躍人気者に。コンビとしての活動に加え、テレビ、ラジオ、ドラマ、舞台など多方面で活躍中。趣味は、散歩、高圧電線観察、シルバニアファミリー。特技は、詩を書くこと。唎酒師(日本酒のソムリエ)の資格ももつ。