ポリ袋と懐中電灯で
簡易ランタンをつくってみましょう
簡易ランタンといえば、水を入れたペットボトルを使う方法が知られていますが、実はポリ袋やレジ袋でもつくることができます。
「防災グッズとして懐中電灯を用意しているけれど、暗闇で使ったときのことは考えていなかった」という編集スタッフに、ポリ袋と懐中電灯を使った簡易ランタンづくりを体験してもらいました。
災害時に適切な行動がとれるように、みなさんも実際につくってみましょう。
用意するもの
● 懐中電灯(スマホのライト機能でも可) |
● ポリ袋やレジ袋 |
必要に応じてあるといいもの
● ガムテープやマスキングテープなど |
● コップ |
ポリ袋を使って簡易ランタンをつくる際の注意点
● 本記事で紹介する簡易ランタンは、非常時の一時的な使用を想定したものです。日常的な使用は控えましょう。
● 安全に使うために、必ず懐中電灯(もしくはLEDライト、スマートフォンのライト機能)を使用しましょう。火災の原因になる危険があるろうそくは使用しないでください。
● 懐中電灯、LEDライト、スマートフォンのライト機能のいずれも、長時間使うと熱が発生し、発火につながる恐れがあります。ライトの本体やポリ袋(またはレジ袋)が熱くなっていないかをこまめに確認しましょう。
1 ポリ袋(またはレジ袋)を開き、空気を入れてふくらませる。

2 懐中電灯のライト部分を包むように1をかぶせて、口を結ぶ。

袋が小さくて結べない場合や、とってのないポリ袋を使う場合は、テープなどを一周巻いて固定する。

3 2のポリ袋をかぶせたほうを上にして、平らな場所に置く。安定しない場合は、コップなどに入れて立てたり、ガムテープで床に固定したりするとよい。

ポリ袋の素材別
明るさを比較してみましょう
ポリ袋やレジ袋の種類もさまざま。
そこで、手に入れやすい「半透明」「半透明(エンボス加工)」「白半透明」の3つで明るさを比べてみました。
みなさんも、家にある素材の異なるポリ袋やレジ袋で明るさを見比べてみましょう。
半透明のポリ袋の場合
中身が透けやすい半透明タイプ。懐中電灯だけで照らしたときよりも明るさは広がる感じがする。手元を照らして何か作業をしたいときは、もう少し明るさがあるとよさそう。

半透明(エンボス加工)のポリ袋の場合
中身が透けやすく、表面に小さな凹凸があるタイプ。半透明のポリ袋を使ったときと同じくらいの明るさ。やわらかいので、袋の中の空気を保ちながら結ぶのがやや難しい。

白半透明のポリ袋の場合
中身が透けにくいタイプ。3つのなかではもっとも明るい。手元がよく見えるほか、机の上や床もしっかり照らされており、簡易ランタンづくりに一番向いている気がする。

▼ポリ袋を使った“防災マメ知識”はこちら
〈協力/日本サニパック株式会社〉
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