(『天然生活』2024年8月号掲載)
房総半島に移住して、農業が暮らしの中心に
千葉県の房総半島へ移住して15年目になる君島悠矢さん、阿久里さん夫妻。
中学生と小学生の息子ふたりを育てながら、自分たちらしい手づくりの暮らしを実践しています。
ドライフルーツやナッツといった食品の輸入卸売業を営みつつ、米、麦、野菜の無農薬栽培にも取り組む日々。
農作業が暮らしのベースになっている夫妻にとって、暑い夏を元気に過ごすために欠かせないのは、心にも体にもフィットするアイテムです。

暑い夏に欠かせないのは「麦わら帽子」
代表的なのは麦わら帽子。
日傘としての役割を兼ねるため、日中に外出する際は重宝しているそう。
メッシュ素材で蒸れないこと、頭が熱くならないことで、涼しく快適に過ごすことができるといいます。
愛用しているのは、悠矢さんが「ウィカグロサリー」、阿久里さんが「マキマロ」のもの。

どこでどうつくられたか共感できるものを
「実用的であることは大事ですが、どこでどんなふうにつくられたものなのか、そこに納得や共感ができるかどうかも重要だと思っています。
あとは見た目が好きなこと。デザインがいいと、使うのがより楽しくなりますから」と、悠矢さん。
麦の収穫と田植えがほぼ同時にやってくる夏。
あわただしいけれど実り豊かな喜びの季節を前に、今年も君島家の夏の準備が始まっています。
次回は、君島悠矢さん、阿久里さんの「暑さ対策のおすすめアイテム」をご紹介します。どうぞお楽しみに!
〈撮影/西田雅人 構成・文/片田理恵〉
君島悠矢、阿久里(きみしま・ゆうや、あぐり)
千葉県南房総市にて、オーガニック食品の輸入&卸売業「アンベッサ・アンド・コー」を営む。ドライフルーツや自家製の焼き菓子を販売。米や麦などを無農薬で育てる自給自足に根ざした暮らしを実践している。
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです