(『天然生活』2022年10月号掲載)
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです
「見える収納」にして、どの服も大切に着続ける
「最近は動きやすく、着ていて楽な服ばかり選んでしまいます」
それもそのはず、いまは幼い娘2人の育児真っ最中のKIKIさん。
動きやすさを優先しつつ、素材の質感やデザインのディテールでおしゃれを楽しんでいます。
最近着ていない服は、ウォークインクローゼットの上の棚に。でもしまい込まず、すべてをよく見えるようにしているのが印象的です。
「服は長く持ち続けるほう。しばらく着ていなかった服に再び袖を通すこともよくあります。持っている服を忘れないためにも、見せる収納は大事。クローゼットに踏み台を置いておき、上の棚に置いてある服を下のほうの服とこまめに入れ替えているんです」

ウォークインクローゼットに置いてある踏み台を使って、上の棚にある服をこまめにチェック。季節ごとのまとまった衣替えはせず、気分に合わせて服の位置を入れ替えている
前は好きではいていたというロングスカートも、しばらくの間お休み。
再び楽しめるようになるその日まで、見通しのよいクローゼットの中で出番を待っています。
KIKIさんのクローゼットの中身
春・夏のお気に入り
最近はとくにスカートよりもパンツ派。肌触りのよいものや、ゆったりとしてストレスがないものがお気に入り。
夏用のタンクトップを持ってはいるものの、「肩を出すのは抵抗があるので」、上に何かを羽織るのが定番。
気温の変化が激しい春も、冷房などで冷える夏も、大好きな巻き物で寒さ・暑さを調整。
- カットソー(Tシャツなど半袖)⋯⋯7枚
- ブラウス、シャツ(半袖)⋯⋯2枚
- タンクトップ、キャミソール⋯⋯10枚
- ワンピース⋯⋯5枚
- スカート⋯⋯1枚
- パンツ⋯⋯5枚
- ジャケット⋯⋯0枚
- 巻き物(リネンやコットン)⋯⋯5枚
- その他(麦わら帽子)⋯⋯3枚
〈春の装い〉

〈夏の装い〉

秋・冬のお気に入り
「大の寒がりなんです」というKIKIさん。コートは厚手のものを4枚、薄手のものを3枚そろえて。
セーターやベスト、巻き物などを組み合わせてしっかり防寒。
パンツもウール素材のものなど、暖かいものを中心に。「裏起毛のストレッチパンツは、ネット通販で買いました」
- カットソー(長袖)⋯⋯5枚
- ブラウス、シャツ(長袖)⋯⋯4枚
- セーター(プルオーバー)⋯⋯8枚
- カーディガン⋯⋯2枚
- パーカ⋯⋯0枚
- ワンピース⋯⋯4枚
- スカート⋯⋯1枚
- パンツ⋯⋯5枚
- ジャケット⋯⋯4枚
- コート(薄手)⋯⋯3枚
- コート(厚手)⋯⋯4枚
- ジャンパー⋯⋯2枚
- 巻き物(ウールやカシミヤ)⋯⋯8枚
- その他(ベスト)⋯⋯3枚
〈秋の装い〉

〈冬の装い〉

通年のお気に入り
ゆっくりウィンドウショッピングができなくなった最近は「ご縁があるブランドの服やストーリーを知っている服を買うようになりました」。
気に入った服は素材や色違いで何枚かそろえることもある。1年を通じて愛用する巻き物の中には、母親から譲り受けたものも。
- カットソー(長袖)⋯⋯2枚
- ブラウス、シャツ(長袖)⋯⋯2枚
- ニット(プルオーバータイプ)⋯⋯0枚
- カーディガン⋯⋯2枚
- パーカ⋯⋯0枚
- ワンピース⋯⋯3枚
- スカート⋯⋯0枚
- パンツ⋯⋯3枚
- ジャケット⋯⋯0枚
- コート(薄手)⋯⋯2枚
- 巻き物(コットン)⋯⋯3枚
- その他(帽子)⋯⋯2枚
〈撮影/柳原久子 取材・文/嶌 陽子 ヘアメイク/HAMA〉
KIKI(きき)
モデルとして雑誌やテレビ、広告など幅広いメディアで活躍。エッセイなどの執筆も手がける。現在、月刊文芸誌『小説幻冬』(幻冬舎)で書評を連載中。インスタグラム@campagne_premiere




