• 本をこよなく愛する本屋店主5名の、心に響いた一冊をご紹介。店主のまっすぐな言葉で本の魅力をお届けします。紹介してくれるのは、手仕事と本の世界を静かにつなぐロバの本屋店主・いのまたせいこさん。いのまたさんの心に響いた“この一冊”、今回は『我が愛する詩人の伝記』です。

    いのまたさんが選ぶ“この一冊”
    『我が愛する詩人の伝記』

    心地よい読書体験が味わえる本を教えてくれた、いのまたさん。今回おすすめしてくれたのは、室生犀星著『我が愛する詩人の伝記』です。

    画像: 『我が愛する詩人の伝記』(室生犀星著 講談社)

    『我が愛する詩人の伝記』(室生犀星著 講談社)

    室生犀星が交流のあった詩人について『婦人公論』で連載したものをまとめた本。

    とても親しい人もいれば、心から尊敬する師弟関係の人もいる。

    わりと距離のある人についても詩を通して理解しようと努めている。同じ詩人同士、分かり合えることも多いだろうし合わないこともあるだろう。

    読んでいると、室生犀星の目線で書かれた彼らのことがとても近しく感じられて、興味深くて面白い。

    詩人とはいえ、萩原朔太郎も北原白秋も立原道造も、同じひとりの人間である。弱いところやダメなところが垣間見えるところに感銘を受ける。

    詩を読んで、その詩人について知ることは、とてもいいものだ。

    * * *

    天然生活2025年12月号では、「本屋店主の心に響いた、この一冊」を紹介しています。ロバの本屋・いのまたせいこさんをはじめ、魅力的なお店を営む5名に、歩みを照らしてくれた本を教えていただきました。あわせてお楽しみいただけましたら幸いです。

    天然生活2025年12月号(扶桑社・刊)

    画像: 『我が愛する詩人の伝記』本を愛する本屋店主おすすめの“心に響いた”この1冊/ロバの本屋・いのまたせいこさん

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    〈文/いのまたせいこ〉

    いのまた・せいこ
    東京で8年間「ROBA ROBA cafe」を営んだのち、山口県に移住。2012年、山間の集落にて元牛舎を改装し、カフェ併設の「ロバの本屋」を開店。店内には、紙ものや生活雑貨、毛糸なども選りすぐられ、展示や編み会も定期的に開催。紙の感触や経年変化を大切にしつつ、手仕事と本の世界を静かにつなぐ場を育む。
    HP:https://www.roba-books.com/
    インスタグラム:@roba_no_honya



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