• 料理の仕事をするうちにうつわの魅力に引き込まれ、小さなうつわ屋「うつわ千鳥」を始めた柳田栄萬さん。「手の込んだ料理でなくても、ふさわしいうつわに盛りつけられた瞬間、ごちそうと呼べるものになるはず」と話します。うつわと料理のおいしい関係を楽しむ柳田さんに、「夏野菜の焼きびたし」のつくり方と料理が引き立つ“この一枚”を教えてもらいました。

    夏野菜の焼きびたしのつくり方

    画像: 夏野菜の焼きびたしのつくり方

    柳田さんが選ぶ“この一枚”
    大沼道行 コイ緑釉菊花皿(りょくゆうきっかざら)

    作家が何故カタカナ表記にしたかは謎ですが、たしかにとても濃い発色の八寸皿です。

    夏野菜のようなビビッドな色の食材との組み合わせは悪趣味とも言えますが、これくらい喧嘩腰のうつわ使いもときには楽しいもの。スカッとしますよ。

    材料とつくり方(2人分)

     1cm厚さの輪切りにしたズッキーニ1/2本分、くし切りにしたパプリカ1/2本分、オクラ4本、しし唐4本は、魚焼きグリルで焦げ目がつくまで焼く。

     麺つゆ200mL、ごま油大さじ1をボウルに入れて混ぜ、焼きあがったを浸ける。10分したらひきあげ、削り節5gをまぶす。

    point
    野菜はお好きなものをお好きな切り方で、お好きなだけどうぞ。ピーマン、かぼちゃ、とうもろこし、ゴーヤーなどもおすすめです。

    ※本記事は『うつわと料理のおいしい関係』(実業之日本社)からの抜粋です。

    『うつわと料理のおいしい関係』(柳田栄萬・著/実業之日本社・刊)

    画像: 浸け時間10分で完成「夏野菜の焼きびたし」のつくり方。好みの夏野菜で楽しむ夏のおいしい一皿/うつわ千鳥・柳田栄萬さん

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    ◆うつわの力で日々の食事がごちそうに。食卓が整う「うつわと料理」のおいしい関係◆

    柳田さんがお店を始めてから驚いたことのひとつが「料理に自信がないから、あるいは手間をかける暇がないからこそ、うつわの力を借りて食卓を整えたい」という人が多いこと。

    そんな方々に向けて柳田さんは「毎日のことだからこそ、うつわはもっと気楽で、もっと自由であってよい」と話します。

    本書は、難しい知識がなくても“うつわ×料理”の楽しみ方がわかる、うつわの魅力と80の簡単なレシピをまとめた新感覚レシピエッセイ。

    自宅にあるうつわを「こんなふうに使ってみようかな」と楽しみたくなる1冊です。

    【もくじ】
    ● 飯椀:にんじんごはん/さつまいもごはん/しらすときゅうりの混ぜ寿司 など

    ● オーバル皿:鶏と白いんげん豆のトマト煮/ブロッコリーのパスタ など

    ● 小鉢:かぶと大葉の酢の物/ゴーヤーと茹で鶏のあえもの など

    ● 盛り鉢:あさりとじゃがいもの煮物/トマトとなすのマリネ など

    ● 粉引きのうつわ:甘じょっぱい卵焼き/もやしとニラのナンプラー炒め など

    ● 染付のうつわ:大根と豚バラのめんつゆ煮/豆腐とひき肉の蒸しもの など

    ● 豆皿:コンビーフのねぎあえ/モッツァレラと大葉と味噌 など

    ● そば猪口:メロンとアイスクリーム/かぶの柴漬けあえ など

    ● スープのうつわ:千切り野菜のスープ/鶏とじゃがいものスープ など

    ● カレー皿:豚キムチ春雨/レトルトカレー三種盛り など

    ● 四寸皿:青じそおむすび/豆腐と芽ひじきの肉団子 など

    ● 五寸皿:惣菜コーナーのポテトサラダ/アボカドのナムル など

    ● 漆器:パインとルッコラのサラダ/わかめとちくわの炒め物 など

    ● ガラスのうつわ:冷奴とところてん/しらたきの中華風サラダ など

    ● 金属のうつわ:こてっちゃん焼うどん/さきいかのキムチあえ など

    ● 木のうつわ:しし唐とちくわの天ぷら/春巻きの皮の椎茸ピザ など

    ● 七寸皿と八寸皿:タルタルコロッケサンド/夏野菜の焼きびたし など

    ● 丼鉢と麺鉢:焼き鳥親子丼/塩バターレタスラーメン など

    ● 角皿:ささみのせんべい焼き/厚揚げの唐揚げ など

    ● 大皿:キャベツの手巻きごはん/はんぺんフライ など



    柳田栄萬(やなぎだ・えいまん)
    1972年生まれ。福岡県出身。文化服装学院卒業。アパレルメーカー勤務後、料理研究家のアシスタントを経て料理教室の講師を務める。料理の仕事をするなかで、段々とうつわの魅力に引き込まれていく。2008年「うつわ千鳥」開業。派手さはなくとも料理を美しくみせてくれるうつわが好き。プライベートでもずっとうつわを買い続けているが執着心はなく、すぐに人にあげてしまう。著書に『薬膳だから。』(講談社)がある。

    うつわ千鳥(うつわ・ちどり)
    JR 水道橋駅前にある店舗は都内最大級の広さ。約70名の作家のうつわが並ぶ常設展示のほか、月に2~3回のペースで作品展を開催。実用性を重視したラインナップで、一般家庭向けのうつわを多く取りそろえる。毎日情報発信をしているInstagramのフォロワー数は10万人超え。YouTubeチャンネル「うつわ屋のまかないごはん」も好評。
    HP:千鳥 UTSUWA GALLERY
    YouTube:うつわ屋のまかないごはん
    インスタグラム:@utsuwa.chidori



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