• 60代から「ひとり旅」の魅力にめざめたシニアブロガーのショコラさん。老後資金とは別に貯めたお金で、おひとりさまツアーや個人旅行を楽しんでいるそうです。今回は、欲張らない、1泊2日の旅のすすめについて教えていただきました。
    (『60代から夢をかなえる ひとり旅』より)

    欲張らず、まずは1泊2日がちょうどいい

    ひとり旅のスタートは、1泊2日からがいいかもしれません。私のデビューも、神戸への1泊2日でした。

    1泊だと短すぎる? せっかく行くなら、数日滞在してあちこち観光しないともったいない?

    旅慣れた人ならそうかもしれませんが、初心者の私には1泊がちょうどよかったです。行きたいところがピンポイントで決まっているから、1泊で十分でした。

    荷物も少なくてすむし、ふらりと行けます。何と言っても、すぐに帰ってこられるのが、精神的にラクです。

    画像: 旅先でもらう街歩きマップやお店のパンフレットなどは旅の思い出に。家に帰ってからも眺めて楽しみます

    旅先でもらう街歩きマップやお店のパンフレットなどは旅の思い出に。家に帰ってからも眺めて楽しみます

    1泊で十分楽しめた神戸・芦屋の旅

    あれもこれも欲張ると、疲れてしまいます。旅は「欲張って回りすぎない」ほうが、思い出に残るように思います。

    それに1泊2日といっても、初日は朝早めに出かけて、翌日は遅くに帰ってくれば、案外時間があります。むしろ何泊もすると、最後は行くところがなくなり、時間が余ってしまうことも。

    神戸・芦屋に行ったときも、目的のヨドコウ迎賓館を見て、高殿円さんの小説『上流階級富久丸百貨店外商部』の舞台である芦屋のお屋敷街の散歩を楽しみ、駅前で遅い昼食をとった後は、時間を持て余してしまいました。

    観光スポットの神戸港のほうは人も多く、とくに行きたいと思いません。

    ホテルに早めにチェックインし、夕方から三宮の街をぶらぶらしました。それはそれで神戸滞在を楽しめましたが、2泊していたら、だいぶ持て余してしまったかもしれません。

    欲張って計画しないで、行きたいところをしぼっておくと、ゆっくりの行程になります。時間が余ったら、「じゃあここに行ってみよう」と、行ってみたらいいと思います。

    そうやって、計画外で寄ったところが、思いのほかよくて思い出に残った、ということも。

    ひとり旅にも慣れてきて、1泊ではなく2泊、3泊とするようになりましたが、それでも行程はゆっくりです。

    北九州市の門司港で、ふらりと寄り道

    画像: 大正時代110年前の建物を復元した門司港駅舎。夜にライトアップされた姿が美しい

    大正時代110年前の建物を復元した門司港駅舎。夜にライトアップされた姿が美しい

    北九州市の門司港では、やはり時間が余ったので、三宜楼(さんきろう)正午という元料亭に行ってみました。ホテルでもらった近隣マップで知って、ふらりと寄ったのですが、ここがとてもよかったのです。

    観光地の門司港近辺のレトロな街並みから、少し外れた坂の上。平日のせいもあってか、館内には他の見学者はおらず、親切な学芸員さんに「どうぞごゆっくり」と言われるまま、じっくり見て回りました。

    明治から昭和初期にかけて、貿易港として栄えた門司港。三宜楼は、門司港を代表する高級料亭だったそうです。

    昭和初期の宴会場や、商談に使われていただろう部屋の数々。大勢の芸妓さんを抱えた料亭には立派な食器類、芸妓さんたちが使っていた装飾品などがていねいに保管され、見応えがありました。

    しかも入館料無料。思わぬ素敵な場所にめぐり会うことができました。

    本記事は『60代から夢をかなえる ひとり旅』(すばる舎)からの抜粋です

    〈撮影/林ひろし、ショコラ(旅先の写真)〉

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    『60代から夢をかなえる ひとり旅』(ショコラ・著/すばる舎)|amazon.co.jp

    『60代から夢をかなえる ひとり旅』(ショコラ・著/すばる舎)

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    老後生活の新しい楽しみ!
    ベストセラー『58歳から日々を大切に小さく暮らす』著者の新刊は、シニア女性に広がる「ひとり旅」を指南。67歳でパートを辞め、年金暮らしに入ったショコラさんは、パート時代に老後資金とは別に貯めた費用で定期的におひとりさまツアーやひとり旅を楽しんでいます。そんなショコラさんのひとり旅の楽しみ方を紹介。計画の立て方、予算、行き先選び、ツアー活用術などを旅の写真とともに紹介し、「まずは近場で1泊2日から」と気軽な始め方を提案します。


    ショコラ
    10年続けるブログ「60代一人暮らし 大切にしたいこと」が圧倒的人気を集める。2019年、弊社より刊行した『58歳から日々を大切に小さく暮らす』が10万部のベストセラーに。40代で離婚後、営業職で自活する。57歳でパート勤務に転職、67歳まで働き続ける。最後の2年間は年金を受給しながら生活費を抑え、パート収入をこつこつ貯蓄。老後生活を楽しむための資金に。完全リタイアとなった現在は、健康維持のためのフィットネスクラブ通い、時々の旅行で自由な日々を謳歌している。



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