(『天然生活』2025年7月号掲載)
必要なものを仕分けして残す。片づけで大切な「仕分けの基準」5つ
片づけをスタートする際、まずは「理想の暮らしに必要か」「いま使っているものか」を基準に、残すものと手放すものを決めていきます。仕分けの「基準」を考えましょう。

①狭いスペースから始める

部屋中を一度に全部片づけようとすると、時間も手間も大がかりで、うんざりしてしまうことに。
とくに最初の段階では、ペースがつかめるまで、引き出しひとつなどできるだけ狭いスペースから片づけるようにします。
「おすすめは冷蔵庫。冷蔵庫は賞味期限切れ・消費期限切れの調味料や食材など、処分を判断しやすいものが多く、仕分けがスムーズに進みます」
②「いま使うかどうか」を基準に仕分け

ものの仕分けの基準は「好き・嫌い」「もったいない」よりも、「いま、使っているかどうか」。
「いま着ていない・使っていないものは、一旦手放すようにしましょう。好きなデザインでも履かないピンヒールや若いときの服は、いまの暮らしには不要です。
“やせたら着るかも?”より、“やせたらそのとき着たい服を買う”ことで理想の自分を手に入れましょう」
③人のものは勝手に捨てない

人から見たらいらないごみに見えるものでも、本人にとっては宝物ということはよくあります。
「何を処分して何を残すか決める権利があるのは本人。所有者が“いる・いらない”を決断して処分して片づけることが大切です。そうすることで、自分のものが散らかっていたら片づけようという意識も働いて、家族みんなが自主的に片づけられるようになります」
④部屋ごと・スペースごとに考える
時短のキッチンなら…

この部屋で何をするのか、このスペースをどう使いたいのかを考えてみましょう。
「私はシングルマザーになったとき、キッチンは時短重視と決めました。そうすると、お菓子やパンづくりの道具は不要で、必要なのは調理家電・時短の調理器具だとわかりました」
ものの適正量は戸建てでスペースの6〜7割、マンションで7〜8割ということも意識するようにします。
⑤思い出のものの残し方

子どもの思い出の品や趣味のものなど、思い入れが強いとなかなか処分できず、ものが増えていく一方に。
そんなときは、思い出ボックスをひとつ用意して、そこに入る分だけと決めてしまうのが効果的です。
「私はふたりの子どもそれぞれに思い出ボックスを用意。新しく何かを入れたいけれどボックスがいっぱいなら、残すものを吟味して厳選するようにしていました」
〈監修/西﨑彩智 構成・文/工藤千秋 イラスト/清沢佳世〉

西﨑彩智(にしざき・さち)
お片づけ習慣化コンサルタント。離婚後、片づけをしたことで人生が好転。片づけ習慣化のノウハウを提供。「家庭力アッププロジェクトR」修了生は3000名を超える。著書に『部屋がゴチャゴチャで、毎日ヘトヘトなんですが、二度と散らからない片づけのコツ、教えてください!』(すばる舎)ほか。
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです




