手づくりおやつで日常に「ふぅ」とひと息つく時間を
仕事や家事で忙しいうえに、暑さで疲れやすい夏。少ない材料で簡単につくれて、とびきりおいしい“手づくりおやつ”があれば、そんな日々も、ひと息つきながら乗り切れそうです。
忙しい毎日を送る人の、ひと息つく時間に寄り添いたい。そんな思いを胸に、元パティシエでおやつ家のくぼりなさんが今回教えてくれたのは、おうちおやつの定番「コーヒーゼリー」。

こちらのコーヒーゼリーのポイントは、スーパーなどで手に入る「水出しコーヒー」でお店のようなおいしさに仕上がること。
コーヒーメーカーや専用のコーヒー豆がなくても、挽きたてのような本格味を楽しめます。

さらに、いつでもホイップクリームをのせてリッチな気分を味わえるよう、パティシエ時代に培った冷凍保存の知恵を生かし、驚きの“泡立てたクリームを冷凍する方法”もご紹介。
「大きめの容器でたっぷりつくれるので、夏休みに親子で楽しむおやつとしても重宝すると思います。わが家の4歳の長男は、あまりのおいしさに目を閉じてじんわり味わっていたほど! 子どもも、大人も、ずっと大好きな夏の定番おやつを、ぜひご自宅でつくってみてください」
水出しコーヒーで本格
コーヒーゼリーのつくり方
手軽な水出しコーヒーで、雑味のない本当においしいコーヒーゼリーに。

材料(容量600mLの保存容器1台分)
| 〈コーヒーゼリー〉 | |
| ・水出しコーヒー | 400mL |
| ・上白糖 | 60g |
| ※きび砂糖やてんさい糖でもOK | |
| ・粉ゼラチン | 5g |
| ※今回は温かいものに直接溶かせるゼラチンを使用 | |
| 〈ホイップクリーム〉 | |
| ・生クリーム(脂肪分40%前後のもの) | 200mL |
| ・上白糖 | 20g |
*甘さを控えたい場合は、お好みでコーヒーゼリーの砂糖の量を減らしてもOKです。
*上白糖だと一番くせがなく、コーヒーの味をそのまま楽しむことができます。
*ふやかすタイプのゼラチンを使う場合は、水にふり入れてふやかしておきましょう。
下準備
・ポットに水出しコーヒーのパックと水600mL(分量外)を入れて4時間~ひと晩冷蔵庫に置き、抽出しておく。
※コーヒー粉が水を吸う量も加味して水600mLでつくると、約400mLのコーヒーができる。
・生クリームは使う直前まで冷蔵庫で冷やしておく。
・保存容器は清潔にしておく。
つくり方
1 コーヒーゼリーをつくる。抽出しておいた水出しコーヒーを鍋に移し、砂糖を加えて弱火にかける。

2 表面に小さな泡の膜のようなものがふわっと出てきたら火を止め、粉ゼラチンを加えてゴムべらでやさしく混ぜながら溶かす。
3 清潔な保存容器に2をそっと流し入れて、スプーンで大きめの泡をすくう。粗熱が取れたらふたをし、冷蔵庫で3時間以上冷やす。

*食品にも使えるアルコール(パストリーゼなど)があれば、30cmくらい上からひと吹きして小さな泡も消すと、よりつるんとした見た目に仕上がります。

4 ホイップクリームをつくる。ボウルによく冷やした生クリーム、砂糖を入れて、ハンドミキサーで8分立てくらいまでホイップする。

5 グラスなどの容器に3をよそい、4をのせる。


こまかくほぐしてクラッシュゼリーにしても
*ゼリーは冷蔵で3〜5日以内に食べ切りましょう。
*抽出したコーヒー粉の“出しがら”は、天日干しして乾燥させ、消臭剤として活用しても。
いつでもリッチ気分
おいしい冷凍保存のコツ
「ちょっとクリームをのせたい」がいつでもかなう、魔法のアイデア。
買っても余らせがちな生クリームを無駄なく使い切ることもできます。
クリームを冷凍保存するとき
バットにラップを敷き、4でホイップしたクリームをスプーンですくい落とす。ラップをして、冷凍庫で1時間ほど冷やし固める。
しっかり固まったらラップで包み、ジッパー付き保存袋に入れて冷凍保存する。


冷凍したクリームを使うとき
ジッパー付き保存袋から使いたい数のクリームを取り出し、冷蔵庫で3~4時間ほど解凍する(2時間ほど半解凍して、ゼリーと混ぜながらシャリシャリと楽しむのもおすすめ)。
*生クリームはにおいを吸いやすいので、しっかり密閉して冷凍し、3週間以内に使い切りましょう。
*解凍後は、こっくりとした食感を楽しめます。
*ホットコーヒーに凍ったままのクリームをのせれば、コーヒーの温度で溶けて簡単にウィンナーコーヒーに。日々のお茶時間でぜひお試しください。
* * *
▼くぼりなさんの“手づくりおやつ”レシピはこちら
〈写真/くぼりな〉
くぼりな

おやつ家。東京製菓学校洋菓子科を卒業後、パティシエとして関東のお菓子店に勤務。25歳のときに1年間渡独し、本場のドイツ菓子を学ぶ。ドイツ菓子はもちろん、自分と家族の時間を大切にするドイツ人の暮らしぶりに感銘を受け、帰国後に「ひと息つく文化を広めたい」と、自身のお菓子店「フウスル」をオープン。現在は、実店舗からレシピサイトにスタイルを変え、手づくりおやつレシピを提案。鍼灸院を営む夫の和也さんとともに、東洋医学に基づく養生レシピの考案なども行う。
HP:https://fuusuru.com/
インスタグラム:@okashiya_fuusuru






