• 今年もやってくる厳しい暑さ。夏バテ知らずの心と体で、暑い日々を健やかに過ごすためには、ふだんからの対策が必要です。自然の力を味方につけ、心身ともに元気に過ごす秘訣を医師の本間真二郎さんと妻の理恵さんに教えてもらいました。今回は「体の調子を整える食事の工夫」です。
    (『天然生活』2025年8月号掲載)

    旬のものをいただくことで体の調子を整える

    自然派医師、本間真二郎先生は、家族とともに、勤務する診療所の隣町にある古民家に移り住んで3度目の夏を迎えます。

    本間先生によると、夏を元気に過ごすためのポイントは主に4つ。

    「まずは水分とミネラルをしっかりとること。2つ目は発酵食品などで腸内細菌を元気にしつつ、旬の野菜をとり、自然な形で体の熱を冷ますこと。3つ目は暑さ対策です。暑い時間帯には無理して活動せず、必要に応じてエアコンも活用します。そして最後に、汗をしっかりかいて、体の中を循環させることも大事です」

    画像: 11歳のタオ君、7歳のカスミちゃんもそろって囲む食卓。この日の献立はあじのグリルにトマト、きゅうり、豆、レタスのサラダ、冷や汁、分づき米など

    11歳のタオ君、7歳のカスミちゃんもそろって囲む食卓。この日の献立はあじのグリルにトマト、きゅうり、豆、レタスのサラダ、冷や汁、分づき米など

    「ほかの季節もそうですが、夏の食事も野菜がメイン。畑で採れるものが食卓に並びます」と理恵さん。

    夏はきゅうりやなす、トマトなどの果菜類が中心。畑に実る野菜の種類が豊富です。季節の野菜を食べることで、自然に体の熱を冷まして調子を整えます。

    味噌汁やぬか漬けなどの発酵食で、腸内細菌を元気にするのも忘れません。

    画像: 冷や汁も夏の定番。だし汁に味噌とすりごま、薬味を加えて冷やしたものを常備

    冷や汁も夏の定番。だし汁に味噌とすりごま、薬味を加えて冷やしたものを常備

    玄米から分づき米に替えて、さっぱりとした食事に

    画像: 玄米から分づき米に替えて、さっぱりとした食事に

    普段は玄米を食べることが多い本間家ですが、「夏は少し重たく感じてしまうので、よりさっぱり食べられる分づき米に。うどんやそうめんを食べる日もあります」と理恵さん。

    子どもたちがおやつ代わりに食べられるよう、小さなおにぎりをつくっておくことも。「私も体質的にこまめに食べるほうが調子がいいとわかってきました」

    本間家の「自家製」を使った、夏のお手当て

    自然のもの、身近なものを使って体のケアをするのが本間家の基本。 暑い時季を元気に乗り切るために常備しているあれこれを教えてもらいました。

    番茶と梅干し、甘酒で熱中症の対策を

    画像: 「万能薬」だという梅干しは自家製。これにミネラル豊富でカフェイン少なめの三年番茶や麦茶などがあれば、熱中症への備えに

    「万能薬」だという梅干しは自家製。これにミネラル豊富でカフェイン少なめの三年番茶や麦茶などがあれば、熱中症への備えに

    「汗をかくと、水分と一緒にミネラルも失われるため、水ばかり飲んでいると血中のミネラル濃度が低下する“水中毒”になるリスクも。水と同様、ミネラルもしっかり補給することが大事です」と本間先生。本間家ではミネラル豊富な番茶やほうじ茶と梅干しが定番。夏バテ予防にも最適な甘酒ラッシーも家族みんなの大好物です。

    画像: 甘酒と豆乳ヨーグルトでつくる甘酒ラッシー。夏に収穫できるブルーベリーを加えて

    甘酒と豆乳ヨーグルトでつくる甘酒ラッシー。夏に収穫できるブルーベリーを加えて

    画像: カキドオシとレモンを入れた水はさわやかな風味

    カキドオシとレモンを入れた水はさわやかな風味

     * * * 


    <撮影/星 亘 取材・文/嶌 陽子>

    本間真二郎、理恵(ほんま・しんじろう、りえ)
    真二郎さんは医師、医学博士。米国でのウイルス学・ワクチン学研究、大学病院勤務を経て2009年、栃木県那須烏山市に移住。地域医療に従事しながら自然に沿った暮らしを実践。理恵さんは助産師。家事や育児をしながら、助産院「こどもとくらし研究室」を開設し、地域で子育てや健康に関する活動をしている。

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです


    This article is a sponsored article by
    ''.