• 今年もやってくる厳しい暑さ。夏バテ知らずの心と体で、暑い日々を健やかに過ごすためには、ふだんからの対策が必要です。自然の力を味方につけ、心身ともに元気に過ごす秘訣を植物療法士の鈴木七重さんに教えてもらいました。今回は「体を冷やさないケア」です。
    (『天然生活』2025年8月号掲載)

    夏なのに手足の先が冷える「冷えのぼせ」対策

    上半身は火照っているのに、足元や手足の末端は冷えているという「冷えのぼせ」といわれる症状が、夏に多く見られるそうです。

    「講座の生徒さんにも『冷えのぼせ』体質の方が多いのですが、そんな方は『熱中症』にかかりやすい印象を受けます。共通して、首肩が凝っていてのぼせがある場合も多いようです。足元が冷えれば冷えるほど上半身はのぼせがち。足元を温めておくと血のめぐりがよくなり、上半身ばかりに熱が上がらないようになります」

    「『熱中症になったらどうすればいいですか』と聞かれることが多いのですが、ならないよう心がけることが大切だとお伝えしています。お茶を飲んだり、温めたり。ふだんから予防することができます」

    夏を元気に過ごす秘訣1
    足湯で血のめぐりをよくする

    画像: 使用したグリーンクレイは、老廃物の排出を促し、むくみの解消にも

    使用したグリーンクレイは、老廃物の排出を促し、むくみの解消にも

    下半身が冷え、上半身がのぼせている状態の「冷えのぼせ」には、足元を温め、血のめぐりをよくするのがおすすめです。

    「私は42℃くらいの熱めのお湯に、デトックス効果のあるクレイを入れて、15〜30分(じわっと汗をかくくらい)つかるようにします。水分をとりつつ、本を読みながらリラックスして足湯を楽しみますね」

    夏を元気に過ごす秘訣2
    夏でもレッグウォーマーを履いて足首を温める

    画像: 薄手のレッグウォーマーは、コンパクトで邪魔にならず持ち歩きにも便利

    薄手のレッグウォーマーは、コンパクトで邪魔にならず持ち歩きにも便利

    素足で過ごしたい気分をぐっとこらえて、レッグウォーマーを履いて、足元を温めます。

    「足首を冷やさないように気をつけたいですね。外出先のカフェなど、思いがけず冷房が効きすぎていて寒いくらいのときがあると思いますが、私は麻や綿素材のレッグウォーマーをバッグに忍ばせていて、いつでも履けるようにしています」

    夏を元気に過ごす秘訣3
    ラベンダーの抗炎症作用で日焼け肌のほてりを取る

    画像: 家庭用の小さな蒸留器は「リカシツ」のもの。1回で30㎖の蒸留水が抽出できる

    家庭用の小さな蒸留器は「リカシツ」のもの。1回で30㎖の蒸留水が抽出できる

    夏の日焼け対策として、炎症などの症状を抑える作用が高い「ラベンダー」を使ったお手当てを。

    画像: 抽出した蒸留水は、そのままスプレーボトルに詰めて使用できる

    抽出した蒸留水は、そのままスプレーボトルに詰めて使用できる

    「市販のラベンダーウォーターを使用してもいいですが、いまはコンパクトな家庭用蒸留器があるので、ご自身で抽出してみるのもいいですね。ぽたぽたと1滴ずつゆっくりとたまっていくのを見るのもいやされます」

    ※肌に直接触れるものは、使う前に必ずパッチテストをしてください。腕の内側に少量つけて半日ほど様子を見て、異常を感じたときは、すぐに中止して洗い流すこと。湿疹やかゆみが消えない場合は、すぐに医師の診察を受けてください


    <撮影/千葉亜津子 取材・文/編集部>

    鈴木七重(すずき・ななえ)
    武蔵野美術大学卒業後、企画デザインの仕事を経て自身の不調改善のために自然療法を取り入れる。2009年より講師の活動を開始し、2013年より「∴chimugusui」をスタート。2025年6月、浜松市に実店舗がオープン。著書に『ゆるめる・温める・巡らせる』『私を整える。』(ともにエクスナレッジ)が発売中。

    ※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです


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