• 雄大な安達太良山(あだたらやま)の麓に位置し、豊かな自然と水源に恵まれた美しい村、そんな村で子育てをしながら米づくりに励む、古川沙織さんと斎藤恵美さんを訪ねました。

    季節ごとに景色が変わる米づくりは本当に楽しい!

    画像: 日本百名山のひとつ、安達太良山の裾野に広がる大玉村

    日本百名山のひとつ、安達太良山の裾野に広がる大玉村

    11年ほど前に現在勤める米農家が「あだたらドリームアグリ」として法人化されたことをきっかけに、そこの社員として“勤務”することになった古川さんと斎藤さん。

    「生まれも育ちも大玉村で、小さいときからずっと田んぼを見て育った」という古川さんは17歳~27歳までの子ども4人、「結婚を機にはじめて大玉村に来た」という斎藤さんは17歳と20歳の子どもふたりを育てるママ友でもあります。

    「恵美ちゃんとはとっても相性がよくって、いろんなことをふたりで乗り越えてきました」と古川さんがいえば、「沙織さんはいちばん頼れるお姉ちゃん!」と斎藤さんもうなずきます。

    農繁期以外は会社員と同じように8時~17時の勤務。休日も確保するなど、女性や若い世代が働きやすい環境を、ふたりでつくってきたといいます。

    画像: 左・斎藤恵美さん、右・古川沙織さん(右下写真)

    左・斎藤恵美さん、右・古川沙織さん(右下写真)

    そんなふたりが「米づくりってほんとうに楽しい!」と口をそろえる理由は、季節を間近に感じられること。

    「春夏秋冬にそった仕事が外でできるので、一年を感じながら働けます。空もきれいだし虫の鳴き声ひとつも季節によって違う」と斎藤さん。

    古川さんも「田んぼに水が入り、青からだんだん色づき、稲を刈り取ったあとは雪が積もる。そんな田園風景がとても幻想的で、しみじみいいなと思います」と、続けます。



    お米にいっぱい愛情を注いで、子どもにいいものを食べさせたい

    毎朝、高校生の子どものお弁当をつくってから出勤する古川さんと斎藤さん。「子どもにおいしいものを食べさせたいから、お米にもたくさん愛情を注ぐ」といいます。

    「安達太良山から吹き降ろす風や伏流水、粘土質の土壌、昼夜の寒暖差など、環境に恵まれた大玉村は本当にいいお米ができるので、この子(米)たちを収穫できるのも喜び。絶やしたくないですね」(古川さん)

    画像: 「恵美ちゃんがつくる塩むすびは絶品!」と古川さん

    「恵美ちゃんがつくる塩むすびは絶品!」と古川さん

    ふたりも愛情を込めて育てる大玉村のお米は、古くからおいしいと評判。それが福島大学食農学類・新田洋司教授の5年間にわたる分析調査で、科学的にも証明されました。

    教授によると大玉村のお米は粒が大きく、たんぱく質とアミロース(粘りを抑える成分)の含有率が低いのが特徴。そのため、口の中にほどよい粘りとやわらかさが広がり、かむほどに適度な粒感が楽しめる極上の食感を生み出すのだそうです。

    米どころ大玉村が誇る厳選米「あだたらの恵」

    画像: 米どころ大玉村が誇る厳選米「あだたらの恵」

    そんな大玉村のお米をさらに厳選したのが「あだたらの恵」と呼ぶブランド米。「栽培環境」「おいしさ(食味値84点以上)」「大粒(ふるい目1.9mm以上)」など、大玉村独自の認定基準を満たしたお米だけが既存の品種名と合わせて名乗ることができるとても希少なお米なのだとか。

    まもなく決まる令和8年度米には、あだたらドリームアグリも自慢の「コシヒカリ」でエントリー中です。新米がおいしい季節、ぜひ大玉村のお米を味わってみてくださいね。

    画像1: 福島・安達太良山の麓で“極上米”を育む農家を訪ねて。「子どもたちにおいしいお米を」自然豊かな大玉村で米づくりに励むママたちの想い


    東京ドーム約11個分の広大な土地でコシヒカリや天のつぶなど7品種のお米を育てる「あだたらドリームアグリ」のメンバー。古川さん、斎藤さんのほか、若い世代も働いている。右端は代表の伊藤一男さん。


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    お問い合わせ先/大玉村役場産業課
    TEL:0243-24-8107



    〈撮影/岩渕 隆(フロムゼロ) 取材・文/ササキトモコ〉




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