目指すのは「日本橋三越本店」本館2階の奥。エントランスから心が躍る

「カフェ ウィーン」があるのは、日本橋三越本店の本館2階。奥まった場所にありながらも、連日多くの人が訪れる人気の店です。
エントランスは、クラシカルなアーチ窓や食品サンプルの並ぶショーケース、かわいらしいワゴンなど、まるでヨーロッパにワープしたかのような雰囲気。
こちらは1983年の開店にあたり、ウィーン市・ウィーン商工会議所・ウィーンカフェハウス協会から認定書を受けたという、本国お墨付きのカフェハウスなのです。

店内は2ブースに分かれており、手前は向かい合わせのソファ席がメイン。擦りガラスの窓にかかるカーテンが、優美さを醸し出しています。

奥は椅子席のほか、丸テーブルを配したコの字型のソファ席があり、異国情緒たっぷり。席の間隔も広く取られているので、ゆったりとくつろぐことができます。
白鳥に乗った名物スイーツ「フィルシメルバ」

こちらの名物として知られるのが「フィルシメルバ」です。フィルシとは桃のこと。黄桃のコンポートに木苺のソース、生クリームが添えられたアイスクリームの贅沢なスイーツです。
もともとこのスイーツが白鳥を模した氷に盛り付けられていたことから、今日まで特注のガラス器で提供されています。
黄桃の懐かしい味わいと、甘さ控えめの生クリーム。そこに木苺の酸味が加わり、しっかりしたボリュームでありながらぺろりと完食できてしまうおいしさ。ウィーンの老舗「ユリウス・マインル」のコーヒーとの相性も抜群です。

フィルシメルバ セット2,200円/単品1,540円 ※ともに税込み価格
美しい内装を眺めながらいただくスイーツは、まさに至福の時。さらにこちらでは百貨店内とは異なるクラシックBGMが流れ、街の喧騒を忘れるひとときが過ごせます。
お買い物や日本橋散歩のひと休みに、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

◆教えてくれたのは…
近藤紀代子(こんどう・きよこ)さん
日本橋三越本店にて“女将”の肩書きを持つ唯一の存在。着物姿でご案内やガイドツアーを行っている。カフェウィーンのお気に入りメニューは「ザッハトルテ」。
〈撮影/林 紘輝 取材・文/橘川麻実〉
<取材協力>
日本橋三越本店「洋食・喫茶 カフェ ウィーン」
営業時間:午前10時~午後7時(ラストオーダー/お食事:午後6時、喫茶:午後6時30分)
電話番号:03-3274-8835
https://www.mistore.jp/store/nihombashi/shops/restaurant/wien.html








