• 千葉で「mitosaya薬草園蒸留所」を営む山本祐布子さんと家族が暮らす自宅には、手づくりの大きな本棚をはじめ、さまざまな場所に本が息づいています。読書家の娘・紗也ちゃんとともに、暮らしに寄り添う愛読書6冊を教えてもらいました。
    (『天然生活』2025年12月号掲載)

    暮らしにいつも本がある。本好き親子の愛読書6選

    千葉県大多喜町で「mitosaya薬草園蒸留所」を営む山本祐布子さん。イラストレーターの仕事に加え「mitosaya」では庭木の整備、ハーブティーやジャムなどのノンアルコールプロダクトの開発・製造に携わっています。

    蒸留家で代表を務める夫・江口宏志さん、小学6年生の次女・紗也ちゃんと3人で暮らす自宅兼オフィスには、入ってすぐの玄関ホールに本棚が。2階へとつながる階段の壁面に木箱を積み重ねてつくった、江口さんお手製のライブラリーです。

    ▼山本家の本棚と中身についてはこちら

    「恥ずかしながら、私、最近あまり本を読んでいないんです。だから今日は読書家の紗也ちゃんと一緒にわが家の本棚をご紹介できたらと思って」

    山本祐布子さんが繰り返し読む愛読書3選

    画像: 山本祐布子さんが繰り返し読む愛読書3選

    A way of life

    画像: Jim Ede著 Kettle's Yard

    Jim Ede著 Kettle's Yard

    「洋服が大好きで、マーガレット・ハウエル神南店に足しげく通っていた時期があります。そこで出合って、洋服以外で初めてひと目ぼれしたのがこの本。室内の一場面が切り取られた写真集で、住まいや空間に興味をもつきっかけになりました。自分の『好き』に立ち返れる1冊」

    草の竪琴

    画像: トルーマン・カポーティ著 大澤 薫訳 新潮文庫

    トルーマン・カポーティ著 大澤 薫訳 新潮文庫

    「20代のころ、友人に薦められて読んだ小説。まるで映画のワンシーンを見ているような、流れるような情景描写が素晴らしいんです。私は、視覚的な美しさを想像させてくれる言葉が好き。先日旅先に持っていく本を選んでいて久しぶりに読み返しました。やっぱりいいですね」

    イタリア料理の本

    画像: 米沢亜衣著 アノニマ・スタジオ

    米沢亜衣著 アノニマ・スタジオ

    「親友の料理家・亜衣ちゃんと知り合ったのは27〜28歳のころ。私は絵、彼女は料理と仕事のジャンルは違うけれど、感性を刺激し合える関係がとても心地よかった。そのころに亜衣ちゃんがつくっていたのがこの本です。どのレシピ本よりもつくる回数が多い、私にとっての特別な1冊」

    読書家・紗也ちゃんが最近はまった3冊

    画像: 読書家・紗也ちゃんが最近はまった3冊

    新 謎解きはディナーのあとで

    画像: 東川篤哉著  小学館

    東川篤哉著  小学館

    「ミステリ全般にはまっています。その最初のきっかけが『謎解きはディナーのあとで』を近所の図書館で借りて読んだこと。物語が面白いのはもちろん、キャラクターが魅力的で夢中になりました。この『新』は手元に置きたくて購入したもの。友達にも薦めています」

    時をかけるゆとり

    画像: 朝井リョウ著 文春文庫 ※写真は文春文庫50周年記念ダブルカバー版

    朝井リョウ著 文春文庫 ※写真は文春文庫50周年記念ダブルカバー版

    「姉の美糸ちゃんが先に読んでいて、面白そうだったので借りて読んだらはまりました。とにかく笑える! 本の魅力のひとつはゲラゲラ笑えることだと思っていますが、この本はまさにそれ。私はゆとり世代でも男性でもないけど、なぜか共感して笑えてしまうすごい本です」

    好きになってしまいました。

    画像: 三浦しをん著 だいわ文庫

    三浦しをん著 だいわ文庫

    「三浦しをんさんの作品は『舟を編む』などの小説を先に読んでいました。著者の三浦さん自身に興味をもったので、エッセイも読んでみようと思って買ったのがこの本。日常のなかにある好きなもの、美しいと感じたものについて書かれていて、その感覚が素敵だなと思います」



    〈撮影/砂原 文 取材・文/片田理恵〉

    山本祐布子(やまもと・ゆうこ)
    イラストレーター。「mitosaya」代表取締役。京都精華大学テキスタイルデザイン科を卒業後、イラストレーターとして活動を開始。切り絵、水彩画、ドローイングなどの技法を用いた作品で雑誌や広告、プロダクトデザインなどに携わる。
    mitosaya薬草園蒸留所:https://mitosaya.com/

    ※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



    This article is a sponsored article by
    ''.