料理家の横山タカ子さんに、秋の実り豊かな「栗、ぎんなん、さつまいもの塩焼き」のつくり方を教えていただきました。木々が色づきはじめ、心地よい風を感じる、美しい季節。寒さに備えて体と心を整える滋養に満ちた実りを、感謝を込めておいしくいただきましょう。
(『天然生活』2025年12月号掲載)
実りの喜び、素材のおいしさをシンプルに
山野が鮮やかに色づくとともに、木の実や根菜類が豊かに実る、収穫の秋。
「信州ではきのこやりんご、柿も楽しみ。無事の収穫を、天地自然にとくに感謝する季節です」とにこやかに語る横山さん。
その言葉どおり、今回教わった料理は実りの喜びを、舌でも目でも味わえるもの。基本の調味料だけを使い、シンプルに素材の味を引き立てます。
「栗、ぎんなん、さつまいもの塩焼き」のつくり方

愛らしい木の実とさつまいもをシンプルに。調理は鉄製のフライパンがおすすめです。
材料(4人分)
| ● 生栗 | 500g |
| ● さつまいも | 150g |
| ● ぎんなん(殻付き) | 20個 |
| ● あればかぼちゃ(飾り用) | 少々 |
| ● 油 | 大さじ1と1/2 |
| ● 塩 | ひとつまみ |
つくり方
1 生栗は熱湯に30分ひたしたのち、鬼皮をむいておく。渋皮はつけたままにしておく。
2 鍋に1の栗を入れ、かぶる程度の水、塩小さじ1/2(ともに分量外)を加え、中火で20分、竹串がすっと通るまでゆでておく。かぼちゃは薄切りにして、好みの型で抜いておく。
3 さつまいもは7mmの輪切りにする。ぎんなんはペンチなどで殻を除き、鬼皮をむいておく。
4 フライパンを熱し、油を引き、さつまいも、ぎんなんを並べてふたをして焼く。片面に焼きめがつき、火が通ってきたらふたを取り、裏返して2を入れる。栗も裏返しながらふたをせずに焼き、両面に焼きめがついたら塩を回しかける。
〈料理・スタイリング/横山タカ子 撮影/山川修一 取材・文/玉木美企子〉
人にも、環境にも心地よい。「和のある暮らし」をご一緒に。
信州に生まれ育ち、ずっと暮らしてきた料理研究家・横山タカ子さんの、四季の自然に寄り添った、小さいけれど奥深い暮らしをご紹介します。
* * *
横山タカ子(よこやま・たかこ)
料理家。長野県に生まれ、信州の郷土食を生かした家庭料理が好評。著書に『横山タカ子さんの和のある暮らし』(扶桑社)、『暮らしを楽しむ 横山タカ子のおもてなし』(主婦と生活社)など。
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです








