吊るし雛の里・伊豆稲取を訪ねて|春の楽しみ、雛祭り
自然に感謝を捧げ、祖先を敬い、家族の成長を願う年中行事。そのなかでもとくに華やかな「桃の節句」は、絵本作家でイラストレーターの堀川波さんも大好きだそう。自分なりの「型」をつくって、お祝いをしています。今回は、伊豆・稲取に伝わる「吊るし雛」のつくり方を教わりに、現地に伺いました。
(『天然生活』2018年3月号掲載)
吊るし雛の里・伊豆稲取を訪ねて
娘が健康で、幸せでありますように。そんな願いを小さな人形のひとつひとつに込め、吊るしたお雛さまです。
猿は、厄がさる(去る)ように、唐辛子は、悪い虫がつかないように。おめでたいもの、縁起物、あやかりたいと思うもの。
さまざまな飾り物に意味を込め...